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入賞作品


グランプリ

みえない空
森 朝子(愛知県)
選評:
高層ビルの合間から覗く一筋の空の青さが、鮮やかさと切実さを印象的に描いています。暗く重いトーンは光が遮られた檻と鳥たちの不自由さを暗示し、その鳥たちは作者の、見る側の心の奥に潜む抑圧された感情の比喩を思わせるようです。多様に解釈可能な、美しい散文詩のように構成されたこの組写真は、多くの応募作の中で際立った存在感を示しました。(大和田)

緑の中に佇むハト、ビルの合間から見える極めて細長い空、ショーウィンドウの作り物の鳥たち。この写真とタイトルをみて、高村光太郎の詩集・智恵子抄の「智恵子は東京にはそらが無いといふ」の一節を思い出した。作者もまた自分の空を思いつつ、都会に暮らしているのでしょうか。誰もが抱えているけど、考えることすら放棄してしまった気持ちに気付かせてくれる作品だと思います。(林)
みえない空
森 朝子(愛知県)
選評:
高層ビルの合間から覗く一筋の空の青さが、鮮やかさと切実さを印象的に描いています。暗く重いトーンは光が遮られた檻と鳥たちの不自由さを暗示し、その鳥たちは作者の、見る側の心の奥に潜む抑圧された感情の比喩を思わせるようです。多様に解釈可能な、美しい散文詩のように構成されたこの組写真は、多くの応募作の中で際立った存在感を示しました。(大和田)

緑の中に佇むハト、ビルの合間から見える極めて細長い空、ショーウィンドウの作り物の鳥たち。この写真とタイトルをみて、高村光太郎の詩集・智恵子抄の「智恵子は東京にはそらが無いといふ」の一節を思い出した。作者もまた自分の空を思いつつ、都会に暮らしているのでしょうか。誰もが抱えているけど、考えることすら放棄してしまった気持ちに気付かせてくれる作品だと思います。(林)

準グランプリ

Journey (共に歩む)
白石 みち(東京都)
選評:
暖かな関係性が写された、豊かなポートレート写真です。撮影者と被写体、そして被写体同士のそれぞれの敬意と喜びが感じられます。余計な表現を抑え、シンプルに撮影された構図とトーンからは、アウグスト・ザンダーが取り組んだ「20世紀の人々」が思い出されました。記録と表現の調和を伴った、優れた視点によって捉えられた一枚であると思いました。(大和田)

旅の感動といえば、まだ見ぬ景色との出会いがあります。さらには、人との出会いがありますよね。人との出会いは、旅を振り返る最高のお土産です。この作品は、まさにそういう1枚ではないでしょうか。何よりこの老夫婦お二人の表情がいいですね。一期一会、優しい時間を共有出来たのは、きっと作者のお人柄なのではないでしょうか。(林)
Journey (共に歩む)
白石 みち(東京都)
選評:
暖かな関係性が写された、豊かなポートレート写真です。撮影者と被写体、そして被写体同士のそれぞれの敬意と喜びが感じられます。余計な表現を抑え、シンプルに撮影された構図とトーンからは、アウグスト・ザンダーが取り組んだ「20世紀の人々」が思い出されました。記録と表現の調和を伴った、優れた視点によって捉えられた一枚であると思いました。(大和田)

旅の感動といえば、まだ見ぬ景色との出会いがあります。さらには、人との出会いがありますよね。人との出会いは、旅を振り返る最高のお土産です。この作品は、まさにそういう1枚ではないでしょうか。何よりこの老夫婦お二人の表情がいいですね。一期一会、優しい時間を共有出来たのは、きっと作者のお人柄なのではないでしょうか。(林)

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