ファミリークラブ

入賞者発表

総評　小口　和利
　今回の審査をさせていただいた感想と今後への私の要望を述べさせていただきます。応募作品は自然風景、人物、祭り、スナップなどバラエティーに富んだジャンルの作品が寄せられ、偏りがそれほどなかったのは良いと思います。私の専門が山岳や自然風景のため希望的には、この分野の応募が今後もっと増えてくれたらと思います。また、最近急速にデジタル化が進むなか、フイルムで頑張ってらっしゃる方の応募もあり、光る作品があったことは喜ばしく感じました。組写真での応募が幾つもありました。組写真に挑戦してみることはとてもいいと思いますが、単写真を3枚並べただけだったり、2枚は良いが残りの1枚が生きていないといったケースが見られました。1枚1枚が役割をしっかり果たし、組としてのストーリーを語れる組写真を期待します。
　今回、入賞を逃した作品の中には、プリント仕上げが良ければ選考できたものが数点ありました。これは、とてももったいない話です。ポジフイルムは別にして、デジタル写真はプリントで審査ですからしっかり気を遣ってプリントしていただけたらと思います。
　最後に、ペンタックスの持つ素晴らしいさまざまな機能、特にアウトドアや夜間撮影時における卓越した機能を十分に習熟し、活用して個性あふれる生き生きとした作品を作ってください。