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K-7で余呉湖のコスモスを写す 先日、琵琶湖の北にある余呉湖に出掛けました。観光地はどこも行楽シーズンでにぎわうなか、ここはひっそりとして静寂そのものです。満開のコスモスが湖畔を彩っていました。雨に濡れたコスモスはむしろ晴れた日よりも風情があります。 望遠ズームで写す 秋雨に対岸が靄っていて、茎についた雨滴が光っています。露出をやや明るめにしてやわらかい雰囲気を写しました。絞りはF6.3と、やや絞った程度で被写界深度は浅めです。ピントが合っていたり、ボケていたり。ここでは望遠レンズによる遠近感の圧縮で群生のボリューム感を描写してみました。使用したのはDA 55-300mm F4-5.8ED。この望遠ズームレンズは、写りはシャープでボケがとてもきれいと理想的な描写をしてくれます。一眼レフカメラ必携のレンズです。
風景の中のコスモス 余呉湖の湖畔に咲くコスモスを標準ズームで写しました。ピントをコスモスに合わせて、小雨に霞む山並みを入れて縦の構図にまとめてみました。画面の下側は構図をつくるうえで土台となる部分です。主役であるコスモスを土台として構成しました。 マクロレンズで写す 今度はぐっと近づいてコスモスを写します。大好きなレンズのDA 35mm F2.8Macro Limitedを使いました。最短撮影距離は13.9cmで、F値が2.8と明るく、画角が44°で標準レンズとして使うこともできます。このレンズの描写力は「写真三昧 vol.20」で既に実証済みです。太鼓判をいくつも押したいくらいの自信のレンズです。 まず主役である左のコスモスの花芯にピントを合わせます。絞りは背景のコスモスをぼかすためにF4です。画像仕上げはしっかりとメリハリを出すために風景にしました。このような花の撮影では花数がポイントです。いくつがよいということではありませんが、奇数の方がまとめやすいと思います。 さらに構図ですが、コスモスの配置にこだわっています。左の花をぎりぎりに、右の花はフレームで少しカットするようにして3つの花の微妙な関係をつくりました。これによって、主役に目が行くような構図にしました。100%ファインダーはこんなところでも威力を発揮します。 |