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連載コラム 写真三昧 SHASHIN ZANMAI
プロフィール

 

池永 一夫
いけなが かずお

 

東京写真大学卒(現・東京工芸大学)、写真大好き人間。一日一写、写真俳句を日々の楽しみにしている。リコーイメージング株式会社リコーイメージングスクエア銀座所長。武蔵野美術大学の非常勤講師を勤めるなど、カメラ、写真の講師としても活躍中。一滴会同人。

リンク ペンタックスファミリー 光と色の反射率 by Dr.M

浅田政志写真展「浅田家」に行ってきました

写真集「浅田家」赤々舎刊
 
浅田さんのサイン。ちょっとうれしい

浅田政志写真展「浅田家」が渋谷パルコパート1(6階パルコファクトリー)で4月27日まで開催されています。浅田政志さんは第34回木村伊兵衛写真賞に輝いた新進気鋭の写真家です。その受賞作品「浅田家」は浅田さんの家族が、消防士やラーメン屋など様々な役柄になりきったところを本人も入ってのセルフタイマー撮影による記念写真です。その真に迫ったリアル感に思わず笑いがこみあげてきます。

撮影にはペンタックス67IIが使われています。浅田さんは「プロフェッショナルカメラにセルフタイマーが付いていることがすごい」と。また「記録のための家族写真はプリントすることが前提。だから撮影にはカラーネガフィルムを使います」と。

作品展示は街をイメージした会場に演じきった作品、浅田宅を模した暗転会場に家族の記念写真という2つに分けられています。浅田宅はドアを開けて中に入るとライトに照らされた写真が走馬灯のように次々に浮かびあがってきます。家族という絆に触れる空間です。

はなさかじいさんに扮した浅田政志さん(レセプションの日)

あなたもシャッター押してみて

会場にはセルフタイマー撮影で記念写真が写せるコーナーがあります。花見の小道具が用意してあり、思い思いの花見客を演じて写すという趣向です。撮影機材はペンタックスK20Dのデジタル一眼レフカメラが用意されていて、シャッターボタンを押すと10秒後にシャッターが切れる仕組みです。写した写真はエプソンのプリンターEP-901Aにて出力して、入口のガラス面に展示する参加型の写真展コーナーがあります。会場からは笑い声が聞こえてくる楽しい写真展です。どうぞ笑いの写真展にお出かけください。

浅田政志写真展「浅田家」
入場:一般300円、学生200円、小学生以下無料
※写真展は終了しました。

街をイメージした展示会場 右のドアから浅田宅に入ります
浅田宅は写真が走馬灯のように浮かびあがってきます
記念撮影を楽しむ花見客とK20D   浅田政志さんと筆者の記念写真
記念写真は入口のガラス面に増殖していきます