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連載コラム 写真三昧 SHASHIN ZANMAI
プロフィール

 

池永 一夫
いけなが かずお

 

東京写真大学卒(現・東京工芸大学)、写真大好き人間。一日一写、写真俳句を日々の楽しみにしている。リコーイメージング株式会社リコーイメージングスクエア銀座所長。武蔵野美術大学の非常勤講師を勤めるなど、カメラ、写真の講師としても活躍中。一滴会同人。

リンク ペンタックスファミリー 光と色の反射率 by Dr.M

花火を写す(1)

夏の風物詩といえば花火。とは言っても、最近では年間を通じて花火大会が催されているようですが、やはりこの時期が一番多く、撮影のチャンスとしても良い季節と言えるでしょう。

コンパクトデジタルカメラの花火モードで写す

Optio T10 『花火モード』で撮影

花火の撮影は難しいと思われがちですが、デジタルカメラで写してみると意外とカンタンなのです。たとえばコンパクトデジタルカメラで花火を写す場合では、搭載されている『花火モード』で撮影すると簡単です。

Optio W10の花火モード

ペンタックスの一部Optioシリーズに搭載されているモードパレットには花火モードが用意されています。これを選ぶと、シャッター速度4秒、ピント遠景、最低感度、オートホワイトバランスなどの必要項目が自動設定されます。面倒な設定は一切ありませんので難しい花火も簡単に写せるわけです。実際の手順としては以下のような感じになります。

  1. モードボタンを押してモードパレットを表示させます。その中の花火モードにセットします。
  2. 三脚にカメラを固定します。
  3. あとはシャッターを押すだけ。とはいってもシャッターを押すタイミングがポイントです。

シャッターを押すタイミングには多少のテクニックが必要です。打ち上げ花火であれば、花火が開く前から撮影をします。そうすると花火が開いて終わるまでの花火の全容を写すことができます。いずれにしても4秒以内に撮影が終了するようにしなければなりません。

最初は上手くいかなくても再生画像をチェックしながら撮影のタイミングを取ります。