<SPEC> 焦点距離/明るさ:15mm/F4、対角線画角:86度、レンズ構成枚数:6群8枚、絞り羽根数:7枚、最小絞り:f22、最短撮影距離:0.18m、最大撮影倍率:0.18倍、フィルター径:49mm、大きさ:63(最大径)×39.5(長さ)mm、質量(重さ)212g。ケースDA-70 2,000円(税込2,100円)別売、フード組み込み。
35mm判換算焦点距離:23mm相当
ガラスの屈折率は光の波長によって異なります。従って、様々な波長を含む自然光は、1点に焦点を結ばない性質があります。赤色が焦点を結んだときに、周囲に紫色のにじみが出ることがありますが、これが色収差と呼ばれるもので、一般の光学ガラスを使用した場合にこの修正が困難になります。
PENTAXでは、この色収差を抑えるために、様々な特殊光学レンズを使用していますが、そのなかのひとつが特殊低分散(Extra-Low Dispersion)ガラスです。屈折による各波長の分散が小さく、優れた結像性能を実現しています。
ALはAspherical Lensの略で、非球面レンズのことです。光学レンズには、理想的な結像を妨げる様々な収差があります。そのひとつが、光が1点で像を結ばず、点像のにじみとなって現れる球面収差です。これは、通常の球面レンズでは避けられない収差であり、明るい大口径レンズほど発生しやすくなります。それを解決するために採用されたのが非球面レンズです。