
馴染みのある月をはじめ、望遠鏡を使っても肉眼では見ることが難しい天体の数々を、デジタル技術を駆使して撮影し仕上げたカラー作品約25点と新たに制作した動画作品で構成。
馴染みのある月をはじめ、望遠鏡を使っても肉眼では見ることが難しい天体の数々を、デジタル技術を駆使して撮影し仕上げたカラー作品約25点と新たに制作した動画作品で構成。
作者 | 山野泰照 (作家在廊予定) |
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写真展 | 「虚空の如くなる心」大阪編 |
会期 | 2021年3月11日(木)~ 3月22日(月) |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア大阪 ギャラリー |
連絡先 | 〒540-6591 大阪府大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル1階MAP ℡ 0570-007996(ナビダイヤル) 担当:伊藤 |
天体写真は、被写体が目に見えない暗い星雲、星団や、500m先のテニスボールほどの大きさにしか見えない惑星であり、さらに空の透明度や大気の揺らぎの影響などにより、
満足な結果を得るのが難しいという特徴があります。そのため、被写体の情報をできるだけ多く取得し、自然かつ美しく見せるための撮影や画像処理の技術が不可欠です。
一方、最先端の技術を駆使しその時点で最高の出来栄えと思っても、技術が進化すればつまらないものになったり、美的感覚が変われば違和感が生じるという性格を持っています。
そのため、いつまで経ってもゴールには到達しない、そういう世界の中で日々修行を続けているとでも言えばよいでしょうか。
すこし大げさに言えば、西行法師が明恵(みょうえ)上人に語ったといわれる「虚空の如くなる心の上にをいて種々の風情を色どると雖(いえど)も更に蹤跡(しょうせき)なし」という境地に近いのかもしれません。
それでは、なぜ続けるのか? レンズの向こうには必ず美しい世界があることを信じ、科学を学び技術を獲得しながら日々の修行を続けることで、少しでもその美しい実態に近い画像が得られると信じているからだと思います。
さて今回は、私が一番好きな月の1.2mの大型プリントをはじめ、その美しさに魅了されている天体の作品をプリントで、新たに制作した動画は大型ディスプレイモニターでご覧頂ければ幸いです。
山野泰照
1954年 香川県丸亀市生まれ
1969年 天文雑誌にて作品発表を始める
1977年 カメラメーカーに入社
2017年 カメラメーカーを退職しフリー
1997年 デジカメではじめるデジタルフォトライフ (インプレス)
2015年 驚異! デジカメだけで月面や土星の輪が撮れる (インプレスR&D)
2019年 驚異! デジカメだけで月のクレーターや木星の大赤斑が撮れる (インプレスR&D)
2019年 超簡単 フィルムのデジタイズ (インプレスR&D)