【作家よりひとこと】
「やるけど、ワンジャンプだけだよ!」スケジュールにおわれていたアル・ゴアはそう返事しましたが、本人は知らないうちに、この展覧会にタイトルを付けてくれたのでした。たいていの人はワンジャンプでしたが、2回、3回と飛んで楽しんでくれた人もいました。カンヌ映画祭で、たくさんのカメラマンのフラッシュ、テレビインタビュー、記者会見が巡る中、ここのジャンプ・スタジオは、軽い運動をしてリラックスできる、ゲームセンターのような、子どもの頃の遊び心を思い出させてくれる場となりました。東京で開催されるこの展覧会が、私の作品を通して、映画に携わるアーティストたちの祝典となることを願います。 |
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【作家プロフィール】
Alex Majoli(アレックス・マヨーリ)
1971年イタリアのラベンナ生まれ。
小学生の頃から写真を撮り始め、1996年から世界屈指の写真エージェンシー、マグナム・フォトに参加し、2001年には正会員になる。
マヨーリの仕事はドキュメンタリー写真、戦争報道、ポートレート写真など多岐に渡り、写真以外にも映像作品や短編映画の制作も手がけている。
彼の写真は、「ニューズウィーク」、「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」、「ナショナル・ジオグラフィック」などの雑誌に発表されており、1999年に写真集『Leros』を刊行。ニューヨークとミラノを拠点に活動し、さまざまな写真、ビデオ、アートのプロジェクトを発信するグループ、「CESURALAB」のアート・ディレクターも務めている。 |
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【マグナム・フォトとは】
1947年、ロバート・キャパ(ハンガリー人)の発案で、アンリ・カルティエ= ブレッソン(フランス人)、ジョージ・ロジャー(イギリス人)、デビッド・シーモア(“シム”・ポーランド人)らが創設した写真家の集団。写真家の権利と自由を守り、主張することが目的とされ、以降、様々な国籍の優秀な写真家たちが集まり、会員自らが出資して運営を続けている。
MAGNUM PHOTOS |
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