＊ist DS2｜デジタル一眼レフカメラ

デジタル一眼レフカメラ／＊ist DS2

カタログ

(2.4MB)

像倍率0.95倍　視野率95％　ペンタプリズムファインダー

すべての人が見やすく、わかりやすく、操作しやすく。
ユニバーサルデザインの思想を採り入れた＊istDS2。

	像が大きく明るく、ピントの山もつかみやすいファインダー。

構図を決めるにも、一瞬のチャンスを捉えるにも、ファインダーの見やすさが大切。＊istDS2は、デジタル一眼レフ専用の光学ガラスペンタプリズムを採用し、明るく大きなファインダー像を実現。ナチュラルブライトマットスクリーンとあいまって、見え味はクリア。ピントの山がつかみやすくボケ味もはっきりわかります。ズーミングする、レンズを換える、そのたびに美しいファインダー像に心を動かされるでしょう。


微妙なピントの差もつかみやすい

	光路長の長いペンタプリズムだからできた大きな像倍率。

ペンタプリズムはミラーに比べ、ファインダースクリーンの画像をファインダーに導く光路を長く取ることができます。＊istDS2は、デジタル一眼レフ専用のペンタプリズムを開発することによって、ミラーではできない0.95倍^※という大きな像倍率を実現。銀蒸着を施した反射面、透過効率を高めるコーティングを施した透過面など、自然な色味でクリアな視界を確保できたのも、光学ガラスのペンタプリズムによるものです。

※50mmF1.4・∞において


ガラスペンタプリズム

ファインダー像倍率の比較

0.95倍〈＊ist DS2〉

0.8倍の場合

	ファインダー内で、撮影情報を瞬時に確認できます。

露出やフォーカシング、ストロボなどの情報をファインダー視野下部に明るいLEDで表示。さらにピントを合わせた測距点が明るく光るスーパーインポーズ機能も採用。被写体を見つめながら、必要な情報が瞬時にわかります。

	手になじみ、心にフィットする。使いやすさを究めたかたち。

誰にでも自在に使いこなせる、それがユニバーサルデザイン。ボタン類の大きさや、押すストロークの長さ、操作しやすい位置まで、使いやすさを追求しました。

	ホールディング性を高めるボディ形状。

ボディサイズは小さくても、グリップは大きく。滑りにくいラバーグリップで、カメラをしっかりとホールドできます。背面のボタンを押すときに指がかかりやすい前面ウイングなど、操作しやすいデザインを細部まで採用しました。

	ボタン類は大きく、押しやすいデザイン。

シャッターボタンやプレビューレバーをはじめ、ボタン類には、はっきりした操作感覚が得られる大きさとストロークを求めました。同じ大きさで3つ並んだ背面のボタンには、手さぐりでも位置がわかりやすいよう突起を設けるなどの工夫が施されています。

	使いやすい超小型軽量ボディは、ペンタックスの伝統。

フィルムカメラでもデジタルカメラでも、携帯性のよさと機動的な撮影のしやすさを追求してきたペンタックス。
＊istDS2でも、ガラスペンタプリズムを採用しながら、505g(ボディのみ)の軽量を実現。疲れを知らずに、軽々と撮影できます。

	ボディ剛性を高め、小型軽量化を実現したステンレスフレーム。

ボディフレームに、強度の高い厚さ1～1.2mmの冷間圧延ステンレス鋼帯を採用。立体的なブロック構造とし、軽量ながら特にねじれに強い剛性の高さを獲得しました。この構造により、ボディ内部に効率的なスペースを確保でき、各パーツのコンパクトな配置を実現。ボディの超小型軽量化に貢献しています。

2.5型　21万画素　大型高精細液晶モニター

再生画像もメニュー表示も大画面できれい。2.5型21万画素の大画面高精細モニターを採用。

	撮った写真をその場で、きれいな画像で確認したい。

撮影した画像の構図やピントなどを、すぐに確認できることがデジタルカメラの特長。すみずみまで美しい画像で見られるよう、2.5型の大画面、21万画素の高精細液晶モニターを採用しました。

液晶モニターサイズ（再生画面）の比較

2.5型〈＊ist DS2〉

1.8型の場合

	撮影時には、撮影モードのガイドなどを大きな文字で表示。

撮影時には撮影モード、メニューなどを見やすく表示。ピクチャーモードなど、わかりやすい説明も表示できます。初めて＊istDS2を手にした人にもすぐに撮影が楽しめる配慮です。

	よく使う機能は、十字キーでスピーディに設定。

ドライブモード、ISO感度、ストロボモード、ホワイトバランスの4つは、Fnボタンひとつですぐに呼び出して、十字キーで素早く設定できるようにしています。

見やすい大きな文字表示

ひと目でわかるガイド表示

メインメニュー画面



オートピクチャープログラムの説明画面	撮影時のファンクション（Fn）画面	ホワイトバランス設定画面

	再生時には、拡大表示など、多彩な画面表示が可能。

被写体のピントや表情を拡大して確認できる12倍表示のほか、露出をグラフで確認でき、撮り直しや撮影後の処理に利用できるヒストグラム表示なども可能。大画面だから、カメラ本体で迫力ある再生画像が楽しめます。

スライドショー大画面で次々と再生できます。	露出レベル表示見やすいヒストグラムで表示。白とび警告も。
明るさ調整周囲の明るさに合わせて見やすく調整できます。	9画面再生大画面だからマルチ表示での一覧も見やすく。
画像回転　撮影した画像の縦横を変換できます。

21万画素

12倍拡大表示

見たい部分を最大 12倍まで拡大できます。

	カメラ上部の大きな表示パネルに、撮影情報を常時表示。

表示パネルも大型サイズを採用。ひと目でカメラの設定状態を確認できるよう、文字も大きくしています。

一眼レフの世界を満喫できる高度な機能を装備。

一眼レフでなければ撮れない写真をらくらくと撮る。便利な機能、高度な機能を、使いやすくアレンジしています。

	動きを捉える1/4000秒の高速シャッター

30秒の長時間から1/4000秒の高速までを制御する高精度シャッターを装備。動きの速い被写体を止めるだけでなく、露出の範囲がひろがり、撮影の自由度が高まります。

	ISO感度3200まで設定可能、手ブレを軽減するAUTO感度設定

AUTO感度設定で暗い場所でも手ブレを気にせず撮影できます。

露出に応じてカメラが自動的に感度を調整してくれる「AUTO感度」（初期設定はISO200～800。 ISO3200まで調整範囲設定可能。）も搭載。また、標準出力感度（ISO感度）は200、400、800、1600、3200の5段階の設定が可能。暗い室内での撮影でストロボを発光させずに雰囲気を重視したいシーンの撮影や高速シャッター撮影など今まで撮れなかったシャッターチャンスを提供します。

	測距点が光る、11点測距のワイドエリアAF

11の測距点を持つ高精度AF機構を搭載。フォーカスエリアが広く、中央の9点は縦横いずれの線でも正確にピントをキャッチするクロスセンサー。画面中心を外れた被写体にもピントが合うため、構図決定の自由度にすぐれています。さらに、ピントを合わせる位置を自分で選べる測距点切り替え機構、測距点を赤色の光で表示するスーパーインポーズも装備しています。

測距点が光る、11点測距のワイドエリアAF

	多様な状況に対応できる16分割測光システム

明るい部分と暗い部分が入り組んだ複雑な被写体や、逆光などの状況にも対応する16分割測光を採用。距離情報も加味して測光し、ほとんどの撮影で期待通りの露出が得られます。画面中央に重点を置きながら周辺部も適度に測光する中央重点測光や、ファインダー中央だけを測光するスポット測光も選べます。

多様な状況に対応できる16分割測光システム

	約2.8コマ/秒の連続撮影機能

約2.8コマ/秒、最大8コマ(ノイズリダクションOFF時)の連続撮影、および1コマ撮影が可能。動く被写体を連写してあとからベストショットを選ぶ、瞬時に訪れるシャッターチャンスをすばやく捉えるといった撮影が楽しめます。

	オートポップアップするP-TTL内蔵ストロボ

プリ発光により露出精度を高めたP-TTL制御方式のオートストロボを内蔵。暗い条件でオートポップアップする機能、赤目軽減機能、発光量調整機能を備えています。AF360FGZなど外付けのストロボと組み合わせると、さらに多彩なライティングが可能です。

	操作性を高めた露出補正機構とAEロック

撮影中に自然な動きで操作できる位置に大きなボタンを装備。補正値やAEロックの情報はファインダー内にも表示され、つねに確認できます。

	ミラーアップセルフタイマー、リモコンなど、使いやすい機能を装備

セルフタイマーは、通常の12秒作動のほか、クローズアップ撮影などに便利なミラーアップしての2秒作動が選べます。別売のリモコンによる遠隔撮影機能も備えています。

	被写界深度が確認できる電子プレビューレバー

設定した絞り値での被写界深度を確認できるプレビューレバーを装備。確認してからすぐシャッターを切れるよう、シャッターボタンの近くに配置しています。

	3段階の露出が自動でできるオートブラケット

露出を3段階に変えて撮影しておき、あとから最良の1枚を選ぶ。そんな撮影がオートでできます。かんたんに消去できるデジタル一眼レフだから、積極的に使いたい機能です。


±0EV		－1/2EV		＋1/2EV

表現意図に合った撮影モードを自分で選ぶピクチャーモード

人物、風景、マクロ、動体、標準のほか、夜景人物、ストロボオフの7つのモードをダイヤルで選択可能。被写体や撮り方を決めてじっくり撮影するときなどに用います。

	風景モード
	ピントの範囲を前後に深くし、輪郭・彩度を強調して鮮やかに仕上げます。

	マクロモード
	近くにある花などを鮮やかに撮影できます。

	標準モード
	一般的な撮影に適しています。

	夜景人物モード
	夕暮れや夜景を背景とした人物撮影に適しています。

	人物モード
	人物撮影に適しています。

	ストロボオフモード
	内蔵ストロボを発光禁止にします。

	動体モード
	スポーツなど動きのある被写体に適しています。

動体モード

	オートピクチャープログラム

被写体にレンズを向けるだけで、カメラが撮影モードを判断。人物、風景、マクロ、動体、標準の5モードに自動的に切り替わります。

露出だけでなく、プロ並の高度な撮影テクニックがオートで。
オートピクチャー、ピクチャープログラムの各モードは、露出だけでなく、AF、ホワイトバランス、彩度、シャープネス、コントラストなどを自動的に調整。被写体や状況に合ったデリケートなテクニックがオートでできる、デジタル一眼レフならではの機能です。

	絞り優先、シャッター優先などの自動露出や、マニュアル露出も。

背景をぼかすなど、被写界深度を自分で決めたいときは絞り優先、動きのあるものを撮るときはシャッター速度優先、もっと凝った露出にしたいときはマニュアル。上級者のテクニックにも対応しています。


Av（絞り優先自動露出）		Tv（シャッター優先自動露出）

思い通りの作品を手にするために。デジタルならではの多彩な機能群。

きめ細かく美しいデジタル画像のために、磨きあげた高画質テクノロジーを搭載。

	撮像面積の広さが生きる610万画素CCDを搭載。

デジタル画像のクォリティは、画素数だけでなく、CCDの撮像面積の広さに左右されます。＊istDS2は、23.5×15.7mmの大型CCDを搭載。ひとつひとつの画素が大きく、微妙な光までも確実にキャッチできるため、階調豊かで色鮮やかな高画質が得られます。また、大口径レンズや望遠レンズによって美しいボケ味の描写ができることも、大型CCDの魅力です。

	最適にチューニングアップした描画エンジン。

また、描画エンジンは画像処理プロセスをさらにチューニングアップし、より豊かな表現力を獲得しています。また、長時間露光での画質を高めるノイズリダクション機能を装備。画質を劣化させるノイズを除去できるため、夕景や夜景の撮影で、クリアで透明感のある画像を実感できます。

	撮影意図に合った2タイプの｢画像仕上｣が選べます。

描画エンジンの画像処理プロセスを切り替えることにより、＊istDS2は｢鮮やか｣と｢ナチュラル｣の2通りの「画像仕上」を選べます。
いわば、フィルムカメラで、特性の異なるフィルムを選ぶようもの。被写体や撮影意図に合わせて自由に切り替えられます。


鮮やか青空や新緑などのビビッドな色が、いきいきとした色調で表現できます。		ナチュラル微妙な色合いや落ち着いた色調を、雰囲気を生かして再現できます。

	オート、プリセット、マニュアル、3種のホワイトバランス調整機能。

光源が変わっても白を白く写すのがホワイトバランス。＊istDS2はカメラが自動的に光源を判断する「AUTO」設定に加え、光源の種類に合わせる8通りのプリセット設定、さらにマニュアル設定も備えています。


ホワイトバランス／オート		ホワイトバランス／白熱灯

	彩度、コントラスト、シャープネスをきめ細かくコントロール。

じっくり構えて撮りたいときなど、表現意図や被写体の状況に合わせて、彩度、コントラスト、シャープネスを5段階のきめ細かさで設定できます。

撮影した画像を加工できるデジタルフィルタを搭載。

撮影後にカメラ本体で、画像にさまざまな加工処理が施せます。とくにソフトは、ソフトレンズを使用した撮影に匹敵する美しさです。

ソフト

画像の芯をくっきりと残しながら、やわらかな光に包まれるソフト効果がかんたんに。弱･中･強の3段階に調節できます。

白　黒

色彩をなくしたモノクロームの階調で仕上げます。

セピア

ノスタルジックなセピア調の仕上げもかんたんです。

スリム

縦横の比率を伸縮させることによって、人物などをスリムにしたり太らせたりする効果が得られます。

ソフト効果：中

未加工


白黒		セピア		スリム

	JPEGとRAWが選べる画像モード。

データを圧縮して画像をコンパクトにできるJPEGと、画像劣化がなくパソコン上で目的にあった現像処理ができるRAW。2タイプの画像データが選択できます。

	記録媒体は性能の安定したSDメモリーカード。

コンパクトで性能の安定したSDメモリーカードを記録媒体に採用。1GBを超える大容量カードも動作確認がなされています。

見る、プリントする、保存する、編集する…撮影した画像をさまざまに楽しめます。

	撮ったその場で見る。

2.5型21万画素の大型液晶モニターだから、その場での再生もくっきり鮮やか。細かなピントや表情までもしっかり確認できます。

	テレビの大画面で見る。

大勢で見るなら、カメラとテレビを付属のビデオケーブルで接続。カメラ側の操作で再生できます。1コマずつの再生のほか、スライドショー、9画面、12倍までのズーム、画像回転などができます。

	パソコンなしでプリント。

プリントも、パソコンなしでかんたん。ピクトブリッジ対応のプリンターなら、付属のUSBケーブルで直結し、カメラ側の操作でプリントできます。

PictBridge

	パソコンに取り込む。

パソコンとの接続はハイスピードのUSB2.0。付属の閲覧ソフトPENTAX　PHOTO　Browser2.1を用いて取り込み、保存、加工など、さまざまに楽しめます。

	すいすい使えるパソコン閲覧ソフト

撮影した画像のパソコンへの取り込み、保存、閲覧、編集、簡易修正、印刷など、さまざまな操作がかんたんにできるソフトウェアです。

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閲覧機能の強化。
ペインを自由にレイアウト可能。
印刷機能を追加（インデックス印刷・フォト印刷）。
スライドショウ機能を追加（デュアル画面対応）。
簡易画像補正、回転機能を追加。
チェックボックス（付箋付け）機能を追加。
ソート機能を追加。

	RAWデータの現像･画像処理ソフト

RAW画質で撮影したデータを現像したり、保存したりするソフトウェア。プレビュー機能などを強化し、さらに使いやすくなりました。

■ ■ ■	RAWデータ現像速度を高速化。それぞれの操作パネルを自由にレイアウト可能。プレビュー機能を強化。 4段階に大きさ変更が可能（S・M・L・フルサイズ）部分拡大ウインドウを追加（25・50・100・200・400％）白とび／黒つぶれ表示可能
■ ■	色温度の設定機能を強化。　 JPEG保存時に、5段階の圧縮率が選択可能。

	2つの色空間

画像の出力の仕方に応じて、一般的なsRGBと、商業印刷などの業務用に用いられるAdobeRGBの2タイプの色空間を用意しています。

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