6×6判に35mmフィルムが使える リコーキン (1954)

リコーキンの使い方



 ふつうのブローニーフィルムを使うときは右の中枠を中央のカメラにはめこみます。
 35mmフィルムを使うときは、左のリコーキンを使います。 巻上げノブは35mm兼用に交換できるようになっています。
 リコーフレックスはブローニーフィルムを使います、画面サイズは通称「ロクロクばん(6cm×6cm判)」です。今日ではプロ用の画面サイズになった画面の大きさですが、リコーフレックス全盛時代には引き伸ばしをしない、つまり密着プリントでも一応見られる画面寸法として6×6cm判が主流でした。
 二眼レフの元祖ドイツのローライが35mmアダプターを発売し、これが一つの流行でもありました。日本の場合35mmはハイレベルの象徴でしたので、6×6cm判のカメラに35mmフィルムを装填して使うことも遊びになりました。

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