さらに写真展開催を記念して、東山氏と今回の撮影でも使用したGR DIGITAL IVの開発者とのトークショーを行います。作品を制作するにあたって採用している比較明合成注2や、GR DIGITAL IVに新たに搭載されたインターバル合成機能注3について、撮影のエピソードや展示作品についてお話いただきます。
【doughnutsメンバーからのメッセージ】
星は毎晩天空にあって、場所を問わず私たちの頭上で瞬き続けています。深夜まで明るい都会でも、私たちが気づかないだけで、実は美しい星が私たちを照らしているのです。本企画展では、都会の灯りとともに光る星をとらえた、比較明合成注2による星景写真と、その写真にインスピレーションを得た文章のコラボレーションを通じて、都会の星の魅力を伝えます。
【プロフィール】
東山正宜(ひがしやま まさのぶ)
1975年香川県丸亀市生まれ。名古屋大学理学部卒、素粒子宇宙物理学専攻修了、博士課程中退。朝日新聞社入社後、東京本社への異動に伴い、比較明合成注2による星景写真を始める。2009年に若田光一飛行士、2010年に野口聡一飛行士の帰還を取材。小惑星探査機「はやぶさ」帰還の写真で新聞協会賞特別賞。
http://www.itaime.com/
石井ゆかり (いしい ゆかり)
独学で星占いを習得し、2000年よりWEBサイト「筋トレ」を起ち上げて星占いを掲載し、独特の文体で人気を集める。現在は雑誌やWeb媒体占いを執筆するほか、占い以外の分野でも著作を発表。2010年WAVE出版より刊行された『12星座シリーズ』は100万部を突破した。他に「星をさがす」(WAVE出版)、「禅語」(piebooks)、「愛する人に。」(幻冬舎コミックス)等。
http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/
注1 doughnutsとは
写真の新しい楽しみ方を発見する場所というRING CUBEのコンセプトに賛同し、公募されたサポートスタッフです。RING CUBEで販売するグッズの企画や、企画展の立案、開催、ワークショップのサポートなどの活動をRING CUBEとともに行っています。
注2 比較明合成とは
星の軌跡をデジタルカメラで撮影するために、短時間露光した画像を何枚も撮影し、星の光点の動きのみを取り出して合成することで1枚の天体写真を作成する技術です。
注3 インターバル合成機能とは
比較明合成の処理を撮影と並行してカメラ内で行う機能です。星や月の光跡を、風景と一緒に記録したいときなどに有効です。

