写真家、清里フォトアートミュージアム館長、東京工芸大学名誉教授。
1933年山形県米沢市生まれ。1960年『おとこと女』、1963年『薔薇刑』で評価を確立し、1969年『鎌鼬』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。その他の主な写真集に『抱擁』、『死の灰』、『胡蝶の夢 舞踏家・大野一雄』などがある。
1998年、紫綬褒章を受章。2003年世界を代表する写真家7人のひとりとして英王立写真協会創立150周年特別記念メダル受章。2006年、写真界の世界的業績を顕彰するルーシー賞(米)の「先見的業績部門」を日本人として初受賞。2007年旭日小授章、2008年毎日芸術賞受賞。2009年11月、イタリアのルッカ・デジタル・フォト・フェストでその年度のマスター写真家賞が贈られ、その記念展を15世紀に創建された貴族の館にて開催、フレスコ画5部屋の全長120メートルの壁面に「おとこと女」、「薔薇刑」、「鎌鼬」、「ガウディの宇宙」、「浮世絵うつし」などの写真絵巻が展覧された。2010年5月には、ニューヨークのザ・アーツ・クラブから生涯業績を称えてゴールドメダルが贈られた。これはアメリカ人以外の写真家ではメキシコのブラヴォ、ブラジルのサルガド等に次いで4人目。日本人の写真家では最初の受賞者。