【菅原一剛氏略歴】
1960年生まれ。鎌倉在住。
大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治氏に師事。
フランスにてフリーの写真家として活動を開始して以来、数多くの個展を開催すると同時に、広告写真およびにCFなども手掛ける。
撮影監督を務めた映画「青い魚」は、1997年ベルリン国際映画祭にて正式招待作品として上映された。
2005年には、アニメ「蟲師」のオープニングディレクターをつとめるなど、その活動領域は、従来の写真の領域を越え、多岐にわたる。
2004年フランス国立図書館に作品10点が収蔵。
また2005年6月、ニューヨークのPace/MacGill Galleryにおける「Made in the Shade」展に、ロバート・フランク氏などとともに出展。
2008年書籍「写真がもっと好きになる。」を上梓。
2008年写真展Sundle Ghona(美しい村)を開催。
2009年写真集「DUST MY BROOM」を上梓予定。
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【菅原一剛氏から一言】
写真展「dansa」に寄せて
ある日、ぼくたちは電気もガスも水道もないケニアの小さな村を訪れました。
その時、その村には、ケニア赤十字による移動診療所が設置され、その小さな仮設診療所は多くの人々で溢れていました。
そして、その中はあたたかい“ほんとうの笑顔”で満たされていました。
その笑顔と共に多くの人々が、口々に”最大級のありがとう”という意味を持つ「ダンサ」という言葉を繰り返していました。
そんな彼らの笑顔と共に発せられた“最大級のありがとう”がいつでも日常にある世界は、とてもすてきな世界なのだと思います。
だからぼくも、そんな”あたたかい世界”がなくならないように、しっかりと“ありがとう”を伝えていきたいと思っています。 |
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