中国出身のアーティストLily Night による写真集『ABSCURA』が赤々舎より刊行される記念展。
『ABSCURA』はモノクロ写真が基調となり、淡彩を纏うイメージが見え隠れするシリーズ。故郷の光景、セルフポートレイト、一人暮らしのアパートに両親が滞在中に撮影した写真などが収められている。具象と抽象が混じり合い、一個人の経験の深みに社会的な事柄による投影が窺えたり、切り結ばれ、折り畳まれる時間のなかで、過去として完結されない記憶 がもたらす感覚、知性、温度、次元が開示されていく作品21点で構成。
ONLINE写真展
オンライントークイベントを開催いたします
2022年2月25日(金) 20:00~21:30
LILY NIGHT×山本浩貴氏(文化研究者、アーティスト)×姫野希美氏(ギャラリーAアドバイザー)によるオンライントークイベントを開催いたします。
どなたでもご参加いただけます。(要予約)
ご参加ご希望の方は下記予約フォームよりご予約をお願いいたします。
2月25日(金)18:30まで予約受付可能です。
皆様のご参加をお待ちしております!
作者プロフィール
1988年中国黒龍江省ハルビン市生まれ。
個人的な記憶とコレクティブな記憶との関係性について問題意識を持ち、ドローイング、コラージュ、写真、映像、テキスト、インスタレーションによる作品を発表してきた。市場経済の中に失われる個体の存在と痕跡を求め、商業主義的な思考やマスメディアに定義される社会性を超え、より広い循環と宇宙観を意識させる作品づくりに取り組んでいる。
Lily NightはこれまでLily Shuというアーティスト名で活動。今後、Lily Nightという名で活動していくことになった。
2019 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修士号取得
2013 ケント大学美術史専攻修士号取得
2012 埼玉大学教養学部美学専攻卒業
◾ 受賞
2019 エモンフォトアワードグランプリ
2018 写真1_WALLファイナリスト
2017東川町国際写真祭赤レンガ公開ポートフォリオ・オーディション・グランプリ
2017 TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 審査員賞
◾ 収蔵
モデナ写真財団(イタリア)
東川町国際写真財団(北海道)
【展示】
- 2017
- 第33回東川町国際写真祭赤レンガ倉庫公開ポートフォリオ・オーディション グランプリ受賞者展、Tokyo Institute of Photography、72ギャラリー
- 2018
- 第34回東川町国際写真祭赤レンガ倉庫写真展
- 2018
- ligament、ソニーイメージングギャラリー
- 2019
- Dyed My Hair Blond, Burnt Dark at sea、エモンフォトギャラリー
- 2019
- 1/3 PORTRAIT、Gallery ARTDYNE、アーツ千代田3331
- 2020
- ABSCURA、銀座ニコンサロン
- 2020
- ABSCURA、大阪ニコンサロン
- 2020
- LAST NIGHT、ふげん社
- 2020
- i was real、kanzan gallery
- 2021
- 局部麻酔、銀座蔦屋書店