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「pass (by)」羽地優太郎

時代の空間認識に根差した、新たなセルフポートレート。 写真プリント20点とディスプレイによるスライドショー展示21点で構成。

ONLINE写真展

作者 羽地優太郎
作品名 「pass (by)」
会期 2021年10月28日(木)~11月22日(月)
時間 10:30~18:00(最終日16:00終了)
定休日 火曜日・水曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーA
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
℡0570‐006371

作品コメント

今回の会場にある作品の多くは私自身がiPhone※で撮った写真がメインを占めている。これらの写真に共通しているのが、物質化した自分、つまり自分という存在がある別のマテリアルに反射した時の写真であるが、その捉え方はあらゆるレイヤーから成り立っている。例えば、情報社会におけるSNSというプラットフォームに写真がアップロードされるという事象は、それだけでテキストより多くの情報を含み、早いスピードで各個人のタイムラインというレイヤーに侵入していく現象があると思うが、物質化した自分という写真では、それらの現象と対峙するかのように私自身という空間が出現する。私はそのような社会とかくれんぼをして遊ぶかのように、現代にある社会にテープという物理的なレイヤーを使ってこれまでそれを実践してきた。今回はさらに個人的なiPhoneという私自身の身体を使った写真と過去のテープ作品とを混合して、リコーイメージングのギャラリーという一般的に広く開かれた物理的プラットフォームでさらに幅の広い様々な人間のタイムラインに侵入していく。 羽地優太郎

姫野希美氏推薦理由

現代の私たちは、SNSなどインターネット上のさまざまなシステムやコミュニティを移動し、その多層の中に生活しています。
羽地優太郎はこれまで、身近なテープを仮設壁や写真に貼ってレイヤーを作り出し、風景や視点を変容させ、他者や社会との関係を探ろうとしてきたように思います。
今回のスマートフォンで撮られた自身の姿は、いくつものレイヤーの中に存在する個の空間そのものであり、身体はディスプレイ上の重なりやズレに表出されるようです。
時代の空間認識に根差して、映り込み、物質化した自身を撮る―羽地のセルフポートレートは、社会と個が相互に侵入するなかで生まれる新たな空間と存在を提示しているのかもしれません。 姫野希美 ※iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

作者プロフィール

2001年 沖縄県 宜野湾市 生まれ
2017年 東松照明写真学校 最優秀賞
2020年 TOKYO FRONTLINE PHOTO AWARD 2020 グランプリ
2021年 東京綜合写真専門学校卒業

写真展

2021年 「FISSION and FUSION POST /PHOTOGRAPHY 2011~21.3.11から10年の写真の今と未来」展

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