写真三昧をご愛読の皆さんこんにちは、新人の朝倉です。2月23日に新製品PENTAX KP(以下、KP)が発売となりました。もうすでに手に入れていただけましたでしょうか?まだと言う方の中にも、KPのことが気になって夜も眠れない方も多いと思います。今回、KP(ベータ機)を使う機会に恵まれましたので、KPを実際に使って感じたことを撮影した写真と共にお届けしたいと思います。(撮影画像はベータ機で撮影したものです)
高感度画質の進化
最近は少しずつ春を感じられるようになってきましたが、まだ日が短い今の時期は、撮影ができる時間も短いです。でもこのKPは最高感度ISO 819200を実現し、高感度での画質が非常に向上している為、暗いシーンでの撮影が積極的にできるようになりました。KPを手に入れてから、仕事前と仕事後の時間が私にとっての「撮影タイム」です。
高感度を試す為に、奈良市で行われていた「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」の「夜神楽」を撮影してきました。スポットライトのみで照らされた中を縦横無尽に動き回る神楽をKPはしっかりと捉えてくれました。
今回は暗所で高速シャッターが必要となるシーンだったので、ISO 6400やISO 12800を積極的に多用しました。それにより、シャッタースピードを1/160~1/200秒に設定して撮影することができ、動く被写体を止めることができました。
実際、ISO 12800は拡大するとノイズが見られますが、KPは高感度時でも解像感や階調性を重視しているので、しっかりとした質感・立体感が残っています。何よりもこのようなシーンで動く被写体をピタッと止めることができることは、非常に重要なことです。個人的にはISO 6400やISO 12800は十分に常用として使えると感じました。
小型・薄型設計でスナップ撮影に最適
高感度と並んでKPの大きな特長と言える、デザイン面。
クラシカルなデザインで徹底的に小型・薄型に設計されたKPは、いつでもどこでも持って行きたくなる相棒として最高のカメラです。 いつもと変わらない風景が、撮影意欲を湧き立たせる素晴らしい景色に見えてきます。
Limitedレンズとの組み合わせでいつでも一緒に
KPのコンセプトはLimitedレンズシリーズと良く似ているように私は感じます。
小型・軽量なのはもちろん、「触って嬉しい」「使って楽しい」。
金属の質感、メカニカルな操作性、驚きの写り。
撮影の楽しさを感じさせてくれる組み合わせです。
Limitedレンズと一緒にKPを持ち出して撮影に行ってみてはいかがでしょう。
このカメラを持って出かけると、時間を気にせずいつでも撮影が出来て、撮影が楽しくてたまりません。
KPの良さは沢山ありすぎて、まだまだ魅力を全て伝えきれていませんが、今回はこの辺で終わりにして、またの機会にといたします。
KPのことをもっと知りたい、もっと体感したいという方は、3月12日よりスタートする「PENTAX KP スペシャルセミナー」(https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/campaign/kpseminar/)にお越しください。私、朝倉も西日本(福岡・名古屋・神戸)のイベントでセミナーを担当させていただき、皆さんにKPの良さをより深くお伝えできればと思っています。是非、お近くの会場までお越しください。
また、リコーイメージングスクエア各所(新宿・銀座・大阪)では、KPと共にLimitedレンズもお試しいただけますので、是非お越しください。ペンタックスリコーフォトスクールでも、KPの使い方講座を近々スタートさせたいと考えていますので、当社ホームページ(https://school.ricoh-imaging.co.jp/rim_academy/)をチェックしていただければと思います。
このKPがより多くの皆さんの手に届いて、素晴らしい写真がたくさん生まれることを楽しみにしています。
プロフィール
朝倉 一平
(あさくら いっぺい)
教師の職から店頭販売の仕事を経てリコーイメージング株式会社に入社。リコーイメージングスクエア大阪勤務。愛機PENTAX K-1で切り撮る日常の風景のスナップが何よりの楽しみ。写真やカメラの話をし出すと楽しくて止まらない性分。関西を中心にフォトセミナーの講師として活躍中。フォトマスターEX。
過去の記事
- 「3種類のマクロレンズを使いこなそう(2.パースペクティブ/遠近感 編)」 2017.11.29
- 「PENTAX KPで富山の路面電車を撮る」 2017.07.10
- 「3種類のマクロレンズを使いこなそう(1.画角編)」 2017.06.27
- 「新湊街歩き」 2017.05.15
- PENTAX KP 夜の体験会にて
- PENTAX KP ファーストインプレッション
- 初めまして、朝倉です。
- 「ハタオリの町を歩く」
- K-1 実写レポート マクロ100mmで紫陽花を写す
- スクエア銀座で開催の今野義好写真展
- K-1 実写レポート FA リミテッドレンズで写す
- PENTAX K-1試写レポート
- 『電子ダイヤル』をカスタマイズする
- 『クイックビュー』をカスタマイズする
- K-S2を相棒に五島列島をめぐる(後編)
- K-S2を相棒に五島列島をめぐる(中編)
- K-3IIのリアルレゾリューションを体験する
- K-S2を相棒に五島列島をめぐる(前編)
- K-3のインターバル合成で星を撮る
- K-3で桜を写す
- Q7で写す伏見稲荷大社
- 「CP+ 2014」と「フォトスクール&オフミーティングin松山」に是非足をお運びください。
- K-3で巡る石垣の集落
- K-3で京都の紅葉を写す
- 雨の箱根湿生花園を写す
- GRで初夏の横浜山手を歩く
- GRで下町情緒を残す佃界隈を写す
- GRデビュー ファーストインプレッション
- Q10で春の京都を写す
- K-5ⅡsとDA18-270mmで「長崎さるく」
- GR DIGITAL Ⅳで夏の妻籠宿を写す
- 岡田紅陽没後40年展「富士山」に行ってきました
- K-30レポート(続)と猿島での写真展
- K-30ファーストインプレッション
- RICOH GXRで新緑を写す
- PENTAX Qでトイレンズを楽しむ
- フォトスクールのご紹介
- 645Dと大判プリンターのコラボ
- ホワイトバランスの運用法(2)
- 灯りまつりをK-5で
- 645Dを活かす三脚の使いこなし
- 645Dを気軽に楽しむ
- ホワイトバランスの運用法(1)
- 初めまして
- カラマツ林を立体的に仕上る
- 夜明けの秋元湖
- 645Dで滝を写す
- 写真散歩「嵐電沿線」
- K-7で雨の森を写す
- K-7で雪景色を写す
- K-7で紅葉を写す
- K-7で余呉湖のコスモスを写す
- K-7+DA 15mmで永平寺を写す
- K-7試作機で撮影
- 精密描写に挑戦
- 浅田政志写真展「浅田家」
- 寝台特急富士号を撮影
- 飯島志津夫追悼写真展
- デジタルフィルタ機能の活用
- K-mのデジタルフィルタ体験記
- 夜景を写す
- AFボタンを使って花火を写す
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- 被写体とピント(1)
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