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初めまして、朝倉です。

写真三昧をご愛読の皆さん、初めまして。
この度、ペンタックスリコーフォトインストラクターによる不定期コラム「写真三昧」に新しくメンバー入りすることになった朝倉一平です。
普段はリコーイメージングスクエア大阪の一員として、窓口でのお客様応対やペンタックスリコーフォトスクールでの講師をしています。このコラムでもおなじみの池永や安藤に経験値ではまだまだ遠く及びませんが、カメラと写真を愛しているのは誰にも負けません。当社製品や写真について、皆さんと共有したい事柄を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

FAリミテッドとカスタムイメージ

さて、初めてのコラムに何を書こうか悩んでいたのですが、自己紹介も兼ねて、自身で撮影した「PENTAX K-1」の写真を絡めて、カスタムイメージのお話をしたいと思います。
昨年、K-1が発売され、私も(なんとか妻を説得して)購入いたしました。以前より、K-3に装着して使用していた”FAリミテッド 三姉妹”も、ようやく「本来の」画角で楽しむことができ、風景スナップ好きの私には欠かす事のできないレンズとなっています。
以前、池永が当コラムにて「PENTAX K-1 実写レポート FAリミテッドレンズで写す(https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/photo-life/zanmai/64.html)」と題して、FAリミテッドの魅力について記事を掲載していましたが、今回はリミテッドレンズの良さを活かすカスタムイメージについてのお話をしたいと思います。

お勧めのカスタムイメージ「フラット」

今回、お勧めするのは「フラット」です。私自身、以前より撮影シーンによって様々なカスタムイメージを使い分けしていたのですが、リミテッドレンズを使用する際は、「ナチュラル」が一番しっくりきていました。と言うのも、リミテッドレンズ特有の「ヌケの良いクリアな描写」を活かす為に、より自然でクリアなナチュラルが一番合っているように感じていたからです。しかしながら、ナチュラルでも原色系の強い色が被写体の場合、見た目よりも少し濃い印象だったので、カスタムイメージの詳細設定で彩度を-1設定にしていました。それに対して今回お勧めするフラットは、元々、JPEGでのレタッチ作業が行いやすいようにと、彩度やコントラスト等をニュートラルな状態に設定したカスタムイメージで、レタッチ時だけでなく、撮影時に自身の好きな色にカスタマイズしやすい色設定になっています。フラットの詳細設定を彩度+1、コントラスト±0にして撮影したものとナチュラルで通常撮影したものの比較をご覧ください。

カスタムイメージ:ナチュラル

カスタムイメージ:フラット(彩度+1、コントラスト±0)

左のナチュラルの画像では赤色のコーンが濃く出過ぎているのが、右のフラットだと見た目に近い赤色が出ているのがわかると思います。このようにフラットでは、より自然にクリアな、リミテッドらしい描写の表現ができます。
フラットで撮影した写真をいくつかご覧ください。

古い町の古い暖簾/暖簾の質感を表現。 

誰もいない公園のブランコ/金属と木の質感を表現。

夏の終わりの朝顔/花の優しい色合いを表現。

京都タワーと夕方の空/タワーの色と空の立体感を表現。

初めての写真三昧ということで、少し長くなりましたが、今回はこの辺で終わりにして、またの機会にといたします。
リコーイメージングスクエア大阪では、フォトスクールでの使い方講座はもちろん、このような何気ない撮影設定の話や撮影テクニックについてのご相談も日々お受けしておりますので、是非とも、一度スクエア大阪までお越しください。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。

プロフィール

朝倉 一平
(あさくら いっぺい)

教師の職から店頭販売の仕事を経てリコーイメージング株式会社に入社。リコーイメージングスクエア大阪勤務。愛機PENTAX K-1で切り撮る日常の風景のスナップが何よりの楽しみ。写真やカメラの話をし出すと楽しくて止まらない性分。関西を中心にフォトセミナーの講師として活躍中。フォトマスターEX。

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