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連載コラム 写真三昧 SHASHIN ZANMAI
プロフィール

 

池永 一夫
いけなが かずお

 

東京写真大学卒(現・東京工芸大学)、写真大好き人間。一日一写、写真俳句を日々の楽しみにしている。リコーイメージング株式会社リコーイメージングスクエア銀座所長。武蔵野美術大学の非常勤講師を勤めるなど、カメラ、写真の講師としても活躍中。一滴会同人。

リンク ペンタックスファミリー 光と色の反射率 by Dr.M

GRで下町情緒を残す佃界隈を写す

待望のGRが発売されました。撮像素子は大型のAPS-CサイズですからGR DIGITAL IVの約8.9倍です。画素も1620万画素ですから約1.6倍、それにローパスフィルターレスだから写りのよさはスペック上からも想像できます。その写りを確かめてみました。

玄関先にはお花がいっぱい

五月晴れの気持ちのよい一日に佃界隈をスナップ。家々の玄関先には緑があふれています。「どこから来たの?面白いところがいっぱいあるよ」と地元の方が声をかえてくださいました。よい写真が撮れそうな気持ちになります。露出モードはプログラムオートにしてカメラまかせ。

撮影データ:GR、プログラム自動露出(F4・1/125秒)、ISO100、画像設定:スタンダード、ホワイトバランス:マルチパターンAUTO

28mmと35mmの比較

Fn2に35mmクロップモードを設定

GRは28mmの写角と、シンプルなデザインでポケットに入る携帯性がウリです。そんなわけで多くのスナップ派に支持されてきました。フィルムのGR1からずっと28mmの写角にこだわり続けてきましたが、35mmの写角も使えればとても便利です。GRはクロップモードを搭載、中心部をトリミングして35mmの写角で撮影することができます。ただし最大画像サイズはMとなり、約1000万画素になります。佃のウォーターフロントを28mmと35mmにして撮影。撮影距離を変えることができない場合はこのクロップモードが大変に役立ちます。頻繁に使うのであればボタンのカスタマイズをしておくとさらに便利です。私はFn2に35mmクロップモードを設定しておきました。さてその写り具合はどうでしょうか。拡大して見ればいかに克明に描写されているかがわかります。四隅の写り、葉っぱなどの高周波成分もしっかりと描写されています。ゆるぎない写りに脱帽です。

撮影データ:GR、28mm設定、プログラム自動露出(F4・1/800秒)、ISO100、画像設定:スタンダード、ホワイトバランス:マルチパターンAUTO
撮影データ:GR、35mmクロップモード設定、プログラム自動露出(F4・1/800秒)、ISO100、画像設定:スタンダード、ホワイトバランス:マルチパターンAUTO

マクロモード+クロップモードで撮影

最短撮影距離はマクロモードにしてレンズ先端から10センチ。それにたいしてGR DIGITAL IVが1センチなので近接が利かなくなったが、一眼レフカメラからすると圧倒的に近づいて撮影ができます。さらにクロップモードを使えば35mmで撮影できるのでこのようなマクロ撮影が可能。

撮影データ:GR、35mmクロップモード設定、プログラム自動露出(F4・1/400秒)、ISO100、画像設定:スタンダード、ホワイトバランス:マルチパターンAUTO、マクロモード

RAWデータをボディ内現像

GRの新たな魅力のひとつにボディ内現像があります。従来のGRにはなかった機能で、RAWデータの活用がより身近になります。RAWで撮影しておけば後処理で設定ができるために撮影に集中できます。このカットでは露出をマイナス0.3EV補正しました。拡大するとアジサイが克明に写っていることがわかります。

撮影データ:GR、プログラム自動露出(F4・1/125秒)、ISO100、画像設定:スタンダード、ホワイトバランス:マルチパターンAUTO、RAWデータをボディ内で現像