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連載コラム 写真三昧 SHASHIN ZANMAI
プロフィール

 

安藤 智仁
あんどう ともひと

 

日本大学芸術学部写真学科で写真を学ぶ。カメラ片手の鉄道の旅を愛する。東京の懐かしい風景を集めた「東京レトロ」をライフワークとして活動中。愛機はPENTAX 645D。リコーイメージング(株)販売サポートチーム所属。
現在全国で開催されるフォトセミナーの講師として活躍。フォトマスターEX。夜景鑑賞士2級。2014年3月写真展「Andy's Photo JourneyⅤ」を開催予定。

リンク ペンタックスファミリー 光と色の反射率 by Dr.M

PENTAX Qでトイレンズを楽しむ

PENTAX Qのインプレッション

日に日に夏の日差しが照りつけるようになってきました。しばらくすると梅雨入りするかと思いますが、雨に濡れた植物や建物、地面はいつもとは違う魅力を放ちます。こんな日はかさばらない「PENTAX Q」をかばんに忍ばせてお気に入りの路地や公園へお出掛けをするときっと新しい発見があるでしょう。

去年の11月の写真展まで645Dを使い続けた反動で最近は出張や普段使いのカメラはすっかり「PENTAX Q」一辺倒になってしまいました。とにかく軽いのに、しっかりとコントロールが出来て、しかもびっくりするくらい良く写るのです。

「04TOY-LENS WIDE」

「05TOY-LENS TELEPHOTO」
そんな「PENTAX Q」の楽しみ方をガラッと変えてくれるのが「トイレンズ」です。文字通りトイカメラのような写り方をするレンズで、「04 TOY-LENS WIDE」と「05 TOY-LENS TELE」の2種類がラインナップされています。どちらも一般的な「トイカメラ」が買えるくらいの超手頃なお値段です。今回はこの2本のレンズだけをもって半日ほど街歩きをしてみました。

最初はWIDEでいろいろと目を向けてみます。135判換算で35mm相当で、なんとなく意識している範囲がちょうどよく画角に収まります。しばらく着けっぱなしで撮影していると、液晶をきっちりと見ないでシャッターを切っても凡そイメージした範囲が写真に入るようになってきます。

少々慣れてきたのでWIDEとTELEPHOTOを交換しながら撮影してみます。TELEPHOTOは100mm相当。見かけよりも望遠なので最初は戸惑いますが、これもじきに慣れてきます。少し注視して気になった部分を切り取るにはちょうどいい画角です。

この日は陽が暮れた夜の街までじっくりと撮影を楽しみました。Qは高感度にしても安心なので時間を忘れて撮影に没頭できます。

楽しく使いこなすにはいくつかポイントがあるようです。

  • ピントはきっちりと合わせない。時には「Far」に固定したまま撮影するのもアリ。(トイカレメラらしい「ボケ」が逆に味わいとなったりもします。)
  • 露出補正は大胆に。(プラスなら2段など、大胆に補正します。)
  • 欲張らずレンズ1本を着けっぱなしで。(今回は04WIDEと05TELEPHOTOを使い分けましたが、一本だけで撮影してみるとある瞬間からそのレンズの面白さが分かってきます。)
  • とにかく直感を信じて沢山シャッターを切ってみる。

今回半日ほど写真を撮ってみて気付いたのはこんな事です。まあ「TOY LENS」なのですからあまり難しく考えずにシャッターを切ってみる、それが一番かもしれません。


勝手な想像ですが梅雨入り後の雨の日の午後に、PENTAX Qにお気に入りのTOY LENSを着けて自分だけの秘密の光と影を探しに出かけたら、何とも楽しそうな気がします。あなたも一度PENTAX Qでトイカメラの魅力を体験してみませんか?

※今回ご紹介した「04 TOY LENS WIDE」「05 TOY LENS TELEPHOTO」はオンラインショップでも取り扱っています。気に入っていただいた方はこちらへ⇒
「04 TOYLENS WIDE」 https://ricohimagingstore.com/pentax-04toywide-s0022097.html
「05 TOYLENS TELEPHOTO」 https://ricohimagingstore.com/pentax-05toytele-s0022117.html