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連載コラム 写真三昧 SHASHIN ZANMAI
プロフィール

 

安藤 智仁
あんどう ともひと

 

日本大学芸術学部写真学科で写真を学ぶ。カメラ片手の鉄道の旅を愛する。東京の懐かしい風景を集めた「東京レトロ」をライフワークとして活動中。愛機はPENTAX 645D。リコーイメージング(株)販売サポートチーム所属。
現在全国で開催されるフォトセミナーの講師として活躍。フォトマスターEX。夜景鑑賞士2級。2014年3月写真展「Andy's Photo JourneyⅤ」を開催予定。

リンク ペンタックスファミリー 光と色の反射率 by Dr.M

645Dを気軽に楽しむ

いよいよ夏本番。海へ山へ、海外へと、カメラを持ってお出掛けになられる方も多いかと存じます。しかし、645Dを持って・・・となると躊躇することも。使いたいレンズを何本か用意して、最適なサイズの三脚を一緒に持って行くとなると、機材重量が増えてしまいます。素晴らしい景色が待ち受けているのに、カメラはお留守番。それはとてももったいない話です。もっと気軽に中判デジタルカメラ645Dを楽しんでいただく、今回はそんなお話をしたいと思います。

手持ちで撮影する

645Dの実力を思う存分発揮しようとするとやはり「三脚が必須」と思われるのではないでしょうか。しかし、645Dには手持ちでも撮影がしやすいように様々な工夫が施されています。

ひとつはショックを抑えたスムーズなミラー駆動。実際手にとってシャッターを切るとしっかりした音はしますが、手にはあまり大きな振動がないことがわかります。そして手にしっくりとなじむグリップやボディ全体の形状。いかにこのカメラが「手持ち」でも撮影することを前提として作られているかが理解できます。

PENTAX 645D+FA645 MACRO 120mmF4を使用
シャッタースピード:1/250秒、絞り:F6.3、感度:ISO400
  PENTAX 645D+FA645 MACRO 120mmF4を使用
シャッタースピード:1/200秒、絞り:F5.0、感度:ISO400

上の写真は、4月に645Dの体験撮影会を実施した際に撮影したものです。撮影会を実施した「多摩森林科学園」(高尾)という研究林では、この時期、全国の様々な品種の桜が観られます。参加者には三脚を使用して撮影していただきましたが、私は皆さんのお手伝いをしながらでしたので手持ち撮影です。この写真は実際にA3ノビサイズまで伸ばしましたが、まったくブレは気になりませんでした。

ちなみに、この撮影では手持ち撮影に充分なシャッタースピードを稼ぐためにISO感度を400に上げています。

最適なレンズを選ぶ

観光地や下町など、街歩きの写真も645Dで楽しく撮影することができます。路地の様子などをじっくりと観て、ゆっくりと撮る。これも645Dでの撮影の醍醐味です。この時重要となってくるのはレンズの選択です。

幸い、645Dのレンズラインナップには使いやすい焦点距離のズームレンズが揃っています。「FA645 45-85mmF4.5」は35ミリ判換算で35.5~67mm相当と、スナップにはちょうどいい画角ですし、ワイド側を重視するならば「FA645 33-55mmF4.5AL」が便利です。使いたい画角がはっきりとしている場合にはもちろん単焦点もお奨めです。大事なことは自分が使いたい焦点距離をしっかりと見極めて、使うレンズを一本に絞り込むことです。

PENTAX 645D+FA645 33-55mmF4.5ALを使用
シャッタースピード:1/200秒、絞り:F11、感度:ISO200
  PENTAX 645D+FA645 35mmF3.5 AL[IF]を使用
シャッタースピード:1/400秒、絞り:F11、感度:ISO200

いかがでしたでしょうか。いろいろな意味で撮影のハードルが高いと思われがちな645Dですが、とらわれずに自由な気持ちで撮影してみてはいかがでしょうか。この夏の皆さんの撮影が実り多いものになることを祈っています。

さて、もちろん645Dの高精細画像を生かす上では「三脚」もとても重要なアイテムではあります。次の機会にはまた視点を変えて「三脚の使いこなし」についてお話したいと思います。また近いうちにお会いしましょう。