PENTAX FILM DUPLICATORで
昔撮影したフィルムをデジタル化
お久しぶりです。スクエア東京の藤本です。
東京や、私が住む埼玉などでは、これを書いている現在も緊急事態宣言が継続中です。寒くて出かけるのが億劫になっている上、不要不急の外出自粛要請が続いているので、これを機にフィルムのデジタル化に着手し始めました。
我が家には、私が本格的に写真を撮り始めた1990年頃からのネガフィルムとポジフィルムが大量にあります。決して保管状況が良いわけではないそれらのフィルムを、PENTAX FILM DUPULICATORとPENTAX K-1を使って、今のうちにRAWデータで保存しておこうというわけです。
PENTAX FILM DUPULICATORについてはこちら
まずは35㎜判ネガフィルムから。数えてみたところカラーとモノクロあわせて、36枚撮りフィルムで200本ほどありました。ネガから始めたのはポジフィルムと違って1枚1枚マウントされておらずスリーブの状態なので、比較的短時間で終わると思ったからです。
PENTAXのカメラにはデジタルフィルターという撮影機能の中にネガポジ反転なる設定があり、まずはそれを試してみました。しかし思うように色が出ないのであきらめて、ネガをそのまま撮影してRAW保存していくことにしました。とりあえず全て撮影しておいて、後で気になる画像を現像ソフトのDigital Camera Utility 5で調整するという方法です。この方法は、弊社ウェブサイト“PENTAX official”の【PENTAXを使い倒せ!】内の「誰にも聞けないDCU5 第3回」に詳しく記載がありますのでぜひ参考にしてください。
使用レンズはsmc PENTAX D FA MACRO 50mmF2.8です。このレンズを選んだ理由は2点。1点はブローニーフィルムを複製する場合100mmマクロだと望遠過ぎるため。もう1点はフォーカスクランプ機能がありピント位置を固定できるためです。私の場合、ISO100、F5.6の絞り優先モードで、フィルムの後ろからAF360FGZIIのLEDライトを当てます。そしてケーブルレリーズCS-205を使ってスローシャッターで撮影しています。
これから紹介する画像は20~30年ほど前の写真です。左の写真がK-1で撮影したオリジナルの複製画像で、右がDigital Camera Utility 5で現像・調整した画像です。
パリのエッフェル塔。1989年8月撮影。30年以上前のネガフィルムは色の調整が難しいですね。
1992年2月のインド・カルカッタ(現コルカタ)。昭和のような雰囲気。
1994年11月のインド・ケララ州コーチンの市場にて。
1995年10月ネパール・アンナプルナ ジョムソン街道の村カグベニで撮影。お気に入りの1枚です。
1999年11月撮影 ポルトガル・リスボンで撮影した昼と夜の写真を1枚ずつ。トラムが縦横無尽に行き交う素敵な街です。
2000年2月 アフリカ・マリ共和国で撮影。
実際に撮影をはじめてみると、設定さえ決めてしまえば流れ作業でことは進んでいきます。大体15~20分ほどで36枚撮りフィルムの複製が終了します。しかし単純作業ですので集中力は持続しません。私の場合は1日10本ほどが限界で、現時点でまだ半分くらいしか保存できていません。
ポジフィルムも大量にあるので、まだまだ時間がかかりそうです。今回はネガフィルムの複製と調整のみのご紹介ですが、機会があればポジフィルムのことも書いてみたいと思います。
PENTAX FILM DUPULICATORでのフィルムのデジタル化に興味のある方は、リコーイメージングスクエア東京・大阪でご相談ください。
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