アオバトに会いに行こう!
こんにちは、スクエア東京のモ~リ~です。
みなさん、夏休みはいかがお過ごしでしたか?政府が進めるGo To トラベルを利用してご家族と過ごされた方もいれば、お家で引き続き自粛生活の方もいらっしゃるのかな?
モ~リ~は昼間は主に自宅で過ごし、早朝や夕方から夜にかけて外出するという、酷暑を避けた生活を送りました。
結局県内移動の範囲で夏休みを過ごしてきましたが、あまり動き回らなかったせいか、すっかりお腹周りが厳しい状況になってしまいました。
さて、今回のスクエア通信のテーマは、アオバトです。
使用機材は、PENTAX K-1 Mark II+HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW です。
みなさんは、アオバトと言う鳥をご存知ですか?
ちょっと話は外れますが、マグロと言う魚はいない。と言う話をご存知ですか?
お刺身でおいしくいただくマグロ。会話の中では普通に使いますが、魚の名称としては、クロマグロ、インドマグロ、など必ず○○マグロと言う名前になり、単にマグロと言う名前の魚はいないんです。
ハトも同じです。ドバト、キジバト、そしてアオバト。絶滅したリョコウバトもいましたが単にハトと言う名前の鳥はいないんですよ。
まずはその姿をご覧ください。
アオバトは、「アオ」と付きますが青いハトではなく、美しいみどりのハトです。
彼らは不思議な生活を送っています。昼間は山地でドングリなど木の実を食べて生活しています。そして、夜が明けた早朝になぜか神奈川県の大磯町の岩礁に海水を飲みにやってくるのです。波しぶきに揉まれながらの行動は時に波にのまれて命を落とすほどです。
どうして海水を飲むのか。山で食べた木の実を消化を助けるためあるいは、ミネラル補給のために海水を飲みに来るという話を勉強しました。
大変な生活ですね。
この鳥を長期間観察し、記録を付けている団体に「こまたん」と言うグループがあります。
私自身、アオバトの知識はこのグループが開催した勉強会や書籍で知ることが出来ました。
首都圏で有名な飛来地としては、神奈川県の大磯町が有名ですが、基本的には九州から本州にかけて生息する留鳥と言うことです。北海道では夏鳥としてみることができるそうです。
アオバトたちは早朝日の出から、10時くらいまで。季節としては春を迎える4月末から10月くらいの間、海水を飲みに飛来するそうです。
ですから、彼らに合うためには早起きをして、涼しい時間に観察するのがおすすめですね。
体全体が緑の個体、胸が少し赤い個体など体色に個体差もあります。行動パターンはハトですから群れで飛び回り、一羽が飛び出すと、一緒についていくように群れが分かれることもあります。飛び方もドバトと同じように羽ばたく時もあれば、滑空するときもあります。
こちらはトンビ。ハシブトガラスもたまに狙っています。カモメも飛んでいますが、彼らはあまりアオバトを気にしていないようです。
海水を飲むためには岩場に着地しなくてはなりません。でも寄せては返す波は止まることは無いわけです。穏やかな時も、嵐の時も彼らは飛んできて岩場に着地します。
そこで翼を濡らしながら海水を飲み、飛び上がる姿は見ていてハラハラします。
時には、波間に落ちてしまう個体もあり、「こまたん」の方がたも網で救助することもありますが、あえなく命を落とす時もあるのです。厳しいです。
大磯町の観察場所はすぐそばに漁港があり、漁船が行きかう姿も見られます。
また、浜辺では投げ釣り、磯場や防波堤では浮き釣りなど釣りを楽しむ方も大変多い場所です。
そんな中、毎日必ず大きなレンズを抱えたフォトグラファーの皆さんが集まってこの場所の風景を作っています。
最後に1枚。岩場にとまるアオバトが二羽見られます。クロップで撮影していますがわかりますか?実際に見に行くとわかりますが彼らの姿はとても小さいです。それに岩場まではそこそこ距離もあります。大きな望遠レンズと出来れば肉眼でも見てほしいので明るめの8倍双眼鏡を合わせて用意できると、アオバトの観察が楽しめると思います。
さて、今回は夏休みに早起きをしてアオバトに会いに行ってみました。みなさんの身近にはどんな鳥たちが生活をしていますか?本格的に撮影をするなら、ぜひ持ちたいレンズが、HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW。身軽に出かけたいなら、HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE も活躍できますね。ぜひ、今回の記事を参考にしてみてください。撮影地の話などもっと知りたい!どんな設定で撮ればよいのか?詳しく聞きたい!と言う方は是非、リコーイメージングスクエア東京にもお越しください。もちろんマスクは必須ですよ!コロナウィルスに気を付けてお出かけくださいね。
これからもリコーイメージングスクエア東京をよろしくお願いいたします。
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