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「ポタリングスナップ」のススメ

こんにちは。スクエア大阪の伊藤です。先日、政府から緊急事態宣言の延長が発表されました。長期に及んでいるリコーイメージングスクエア大阪・東京の臨時休館では、皆さまに多大なご迷惑とご不便をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。

さて、多少地域差があるとは言え、今も不要不急の外出を控えるなどの自粛が求められています。撮影行動もその一つでしょう。しかし、買い物や日々の散歩などは可能です。そこでお散歩スナップをオススメしようと思ったのですが、恥ずかしながら私は、持病で長時間の歩行が難しい。その上、自宅は周りを海や運河で囲まれた埋め立て地。歩けど歩けど同じような風景が続く・・・というわけで私は、足への負担が少なく、移動距離の稼げる自転車を活用したポタリング(自転車を使ってゆっくりとした速度でサイクリングする「自転車散歩」)スナップを普段からよく楽しんでいます。今回はその楽しさや注意点をご紹介します。

自転車は普段使いのものでOK

ポタリングスペシャル

まずは自転車を用意しましょう。写真の自転車は30年来の愛車MIYATAのクロスバイク(あちこちくたびれていますが)。もちろん普通のシティサイクルでもOKです。ただし出発前に必ず車体点検を行いましょう(詳しい方法は「自転車安全チェック」で検索)。特に安全に直結する「ブレーキ」と「ライト・反射板」、パンクや乗り心地に大きく影響する「タイヤの空気圧」のチェックは最低限行いましょう。保険や車体整備がしっかりしているレンタルサイクルやシェアサイクルが近所にあるなら、それを利用するのも一つの手です。
右上の写真は、私がポタリングスナップで多用する組み合わせ「ポタリングスペシャル」。メインにGR IIIとちょっと望遠が欲しい時のサブ機としてPENTAX Q7+06 LENS、それを収納するウェストポーチです。これで広角28mmから望遠200mm相当の画角とパースをカバーできます。合わせて重量わずか約460g。ウェストポーチを含めても1kgを切る超軽量システムです。機材はもちろん一眼レフでもかまいませんが、ポタリングスナップは撮り歩きと比べて想像以上に小回りが利きません。私の場合体力の問題もありますので、ほぼこの組み合わせです。今回は、以前撮影した大阪南港周辺の風景をご紹介いたします。

ポタリングの良いところは徒歩より距離が稼げることです。徒歩で行くにはちょっと遠い、でも車を出すほどではない。ポタリングならそんな場所でも気軽に足を延ばせるのが利点です。しかしながらスピードがある分、小さな被写体を見つけるのは難しい。そして一番注意すべき点は安全確保。撮影や被写体探しに夢中になってしまうと、運転への注意力が散漫になって事故に繋がります。撮り歩きスナップと同じような「決定的瞬間」を狙う瞬発力を求めると危険です。ポタリングは元々「無目的でのんびりうろつく」という意味。ペダルを漕ぐときも、周囲の安全を確認しながら速足程度の速度で、ふと気になったシーンを見つけたら周囲の安全を確認してから自転車を止めてシャッターを切る。そんな感じで焦らずゆっくり楽しんでみましょう。でもくれぐれも交通安全第一でお願いしますね。

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