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PENTAX KP & DA Limitedで廃線跡めぐり!

皆さま、こんにちは。スクエア新宿のよしかーです。

さて、スクエア新宿で1月29日から催しています、第8回火車撮影家集団写真展「死んでも遺したい私のベストショット」。本展では、1950年代前半にポジフィルムで撮られた南武線のEF51や、開業前の上越新幹線で試運転中の200系と181系「とき」との奇跡のコラボをはじめ、フィルム時代に撮影された、今となっては貴重な鉄道写真を、PENTAX FILM DUPLICATORなどでデータ化した画像をプリント作品にして展示しています。
国内の鉄道だけでなく、1990年代の中国や南米を走っていた蒸気機関車の姿を、鮮明な大伸ばしプリントで再現した作品群も必見。筋金入りの「撮り鉄」の方はもちろん、そうでない写真好きの方も楽しめる内容となっています。会期が2月10日(月)までと残りわずかですが、ぜひご高覧ください。

第8回火車撮影家集団写真展「死んでも遺したい私のベストショット」
会期:2020年1月29日(水)~2月10日(月)
入場無料
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareshinjuku/2020/01/20200129.html

ところで今回の展示作品で、よしかーの特に印象が残ったのが、代表者の小竹直人氏の作品である、旧国鉄・日中線を写した2枚。1枚は豪雪の中を走る客車鈍行。そしてもう1枚が、廃線後もう列車の来ない終着駅・熱塩を収めたカット。
実はよしかーは、廃線跡めぐりも趣味としていて、20数年前に日中線の跡地を、熱塩駅まで歩いたことがあります。線路跡が遊歩道化された喜多方市街を抜け、鉄道があった面影すら消えた山中をひたすら進んだ先に、突然姿を現した終着駅を見たときの感動!その記憶が鮮やかによみがえり、また熱塩駅を訪れてみたくなりました(現在も日中線記念館として保存されています)が、さすがにこのトシともなると体力的にも時間的にも、ちょっとキツイ(笑)
ということで、今回は関東近県で手軽に行ける廃線跡のひとつ、西武鉄道・安比奈線跡を訪ねてみました。
安比奈線は、西武新宿線で本川越のひとつ手前、南大塚駅から入間川河畔の安比奈までを結んでいた貨物専用線。元々は入間川で採取された砂利を運搬する目的で、大正時代に敷かれた路線ですが、戦後、砂利の需要減などで1963年に一旦運行休止となったのち、1997年に正式に廃止となりました。
廃墟系写真の題材としても有名な場所で、いつか行こうとは思っていたところの、ようやくの往訪です。
今回の旅のお供はPENTAX KPとHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR、それにちょっとした望遠効果がほしいときのために、HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limitedも一緒に。少し距離を歩きながらになるため、なるべく軽装備にするのと、一貫して自然な画角で表現したかったので、レンズはこの2本のみとしました。
また撮影設定として、カスタムイメージは基本的に「銀残し」を選択。ローキーな色彩で錆びたレールの朽ちた質感と、全体的に廃墟っぽいイメージで表現することを狙ってみました。

はじまりは南大塚駅。(Lens:DA20-40mm Limited)

ここも「富士山&鉄道」スポットですね(笑)(Lens:DA20-40mm Limited)

駅裏手の広い空き地。わずかに残るレールに、ここで積み荷の積載が行われていた往時が偲ばれる。(Lens:DA20-40mm Limited)

南大塚からしばらくは、住宅街を通り抜ける。錆びついてはいるものの、レールはかろうじて残っている。(Lens:DA20-40mm Limited)

囲いで寸断された踏切。(Lens:DA20-40mm Limited)

踏切端には佇まいの良いだんご屋さん。(Lens:DA20-40mm Limited)

草に埋もれる、2本のレール。寂寥感漂う風景。(Lens:DA20-40mm Limited)

住宅街を抜け、畑地に出たところが最初のハイライト、新河岸川鉄橋。(Lens:DA20-40mm Limited)

(Lens:DA70mm Limited)

(Lens:DA70mm Limited)

(Lens:DA20-40mm Limited)

(Lens:DA20-40mm Limited)

(Lens:DA20-40mm Limited)

この鉄橋、この築堤の上をかつて砂利を満載した列車が行き交っていた。
想像するだけでワクワクしませんか。(Lens:DA20-40mm Limited) 

(Lens:DA70mm Limited)

(Lens:DA70mm Limited)

(Lens:DA70mm Limited)

(Lens:DA70mm Limited)

安比奈線の撮影ポイントで、いちばん有名な「緑のトンネル」。時間の関係で、今回の旅はここでおしまい。実はこの先、遊歩道が整備され、トロッコが置いてあったりするそうなのですが、ここから先はみなさんが訪ねてみてください(笑)

本来、目の前を走る列車をカメラで捉える「鉄道写真」。でも“かつて列車が走っていた”場所で、列車が走っていた頃の息吹を感じさせる写真を撮るのも、鉄道写真の表現のひとつ。一度このジャンルにもチャレンジしてみませんか。

※廃線跡は、場所によっては立ち入り禁止だったり、禁止されていなくても路盤や枕木などが朽ち果て、足を踏み入れると危険な所もあります。また私有地と化しているところもあるので、トラブルや事故のないよう、十分注意して探訪、撮影を楽しみましょう。

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