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厳しい自然の景観「氷瀑」を撮影!
~長野県 南佐久郡 大禅の滝~

スクエア銀座フォトインストラクターのモ~リ~です。
来週には春分の日を迎え、もう少しで温かい春が到来します。日本には四季があることで、季節の移り変わりを撮影する楽しみも味わえます。

今回は少し振り返り、冬の景色をテーマにお届けいたします。
皆さまは「氷瀑」をご存知ですか。私は数年前にお客様に教えていただきました。凍った滝の事で、撮影をした経験もありましたが、氷瀑と呼ぶとは知りませんでした。

今回、冬の締めくくりに「大禅の滝」で氷瀑を撮影しようと、東京を朝8時に出発し中央高速でおよそ170Km、午前中には長野県南佐久郡に入ることができました。
国道141号線を進み、佐久海ノ口駅を過ぎた辺りから沢筋に入る湯川渓谷方面へ、曇り空だった天候も雨模様に変わり、林道は途中凍結していたため、駐車し沢へ降りる道を探しましたが、その周辺からは危険と判断し断念しました。しかし凍結した崖を撮影でき楽しめました。

キラキラしたつららをドラマチックアートで!

雨でぬれたつらら。少し溶けて美しい印象に。

雨は本降でしたが、K-1 MarkIIとD FA MACRO 100mmF2.8WRセットのため安心して撮影に挑めました。水の流れをシャッタースピードに変化を付け撮影!

シャッタースピード:1/200 Sec

シャッタースピード:1/30 Sec

シャッタースピード:1/8 Sec

上の写真3枚はすべて手持ちで撮影で、手振れ補正はON、K-1 MarkIIの高性能な手振れ補正のよりブレずに撮影できました。

降りしきる雨はとても冷たく、凍った路面にうっかり足を滑らせて転び、ズボンまで濡れてしまいました。皆さまはお気をつけください。
昼食と休憩のため、丼物が名物のお店でハイブリッド丼(キャベツ+鳥天+とろろ+キノコの煮物がトッピング)をいただき体も心もリフレッシュ、次は北相木村へ進み三滝山に向かいました。国道141号から県道124号へ細い道を沢伝いに進み三滝山駐車場にたどり着きます。
階段を上ると大禅の滝、小禅の滝を望む事ができ、今回の目的「大禅の滝」をゆっくり撮影しました。

「大禅の滝」全貌。

ますは大禅の滝全景です。数十メートルの落差があり圧倒的な迫力の氷柱で、朝からの雨で積もった雪が溶け氷が露出することで複雑な造形を見せてくれました。
右下に小さく人が写っていますが、この人物と比較すると氷瀑の大きさを感じていただけると思います。
ここではシャッター切るのに夢中になり、同行した友人と無言で撮影を続けていました。

松毬状と言われ、とても美しい造形です!

雪が溶けたことによる美しい造形です。
とても素晴らしく、見れたのは幸運でした。

つららの塊。

青く輝く美しい色彩も見れました。

雪が残っている部分もあります。

光の入り方でさまざまな色彩と質感を演出。

何もないところからつららが伸びた不思議な造形や、深い水の底のような美しいブルーの色彩、透明感の高いつららなど、本当に美しい造形です。
滝の上からは春の兆しで水が流れ落ち、氷の粒も流れに合わせるように落ちています。崩壊が間近に感じられ少し怖さを感じました。

滝の途中の氷。

きれいに丸く造形された流れ。

大禅の滝までの途中には、たくさんの凍った水の流れがありました。滝のような流れや、きれいに丸く造形された流れ。丸い小さな粒が踊っているような水はねの凍りなど。さまざまな楽しい造形でした。
雨も激しさを増したため現地を後にしました。その夜に長野県北部で震度4の地震があり、ひょっとしたら影響で氷瀑も崩壊したかもしれません。
厳しい大自然の撮影に出かけたことで、たくさんの美しい造形に出会え、来年の楽しみが一つ増えました。
皆さまのお住いの近くには、このような美しい冬の風景はございませんか。これから夏の間にリサーチし、冬を待つのも楽しみの一つではないでしょうか。冬の撮影テーマにぜひ加えてみてください。
なお、より詳しい撮影のポイントやアドバイスは、ぜひスクエア銀座へご来場いただき店舗スタッフへお問い合わせください。
リコーイメージングスクエア銀座スタッフ一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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