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連載コラム 写真三昧 SHASHIN ZANMAI
プロフィール

 

池永 一夫
いけなが かずお

 

東京写真大学卒(現・東京工芸大学)、写真大好き人間。一日一写、写真俳句を日々の楽しみにしている。リコーイメージング株式会社リコーイメージングスクエア銀座所長。武蔵野美術大学の非常勤講師を勤めるなど、カメラ、写真の講師としても活躍中。一滴会同人。

リンク ペンタックスファミリー 光と色の反射率 by Dr.M

K-7で雪景色を写す

DA 17-70mm
F4AL[IF]SDM
  DA☆ 50-135mm
F2.8ED [IF]SDM
 
DA 55-300mm
F4-5.8ED
  DA 15mm
F4ED AL Limited
※リンク先はRICOH IMAGING Online Store

今回はK-7で裏磐梯の秋元湖の雪景色を撮影したレポートです。雪の撮影は白を写すことから、白トビしないよう、露出には細心の注意を払うことになります。ところが、実際に撮影して驚いたのは、ハイライト補正をすることなく、わりと容易に露出を決めることができました。ダイナミックレンジが広いんですね。使用した交換レンズはDA 17-70mmF4AL[IF]SDM、DA☆ 50-135mm F2.8ED [IF]SDM、DA 55-300mmF4-5.8EDの3本です。同一の場所からレンズを交換して、作品作りのバリエーションも楽しんでみました。

風景撮影で多用のDA 17-70mm

最近はこのレンズを多用しています。DA 16-45mmと比較すると、広角側が1mm少ないのですが、望遠側が25mmも長い分、焦点域が広いので重宝しています。また、より広角側で撮影するときは単焦点レンズのDA 15mmF4ED AL Limitedとの組合せがお勧めです。

構図は氷結した秋元湖に流れ込む川がつくりだすカーブを真ん中に配して空と湖を1:3の割合にしています。特に空の青と雲を強調するために偏光フィルターを使いました。カスタムイメージを「風景」にして、ファインシャープネス2を+1に設定してメリハリの利いた画作りにしています。このシャープネスはファームウェアのバージョン1.02に搭載された機能で、より強めのシャープネスが上品にかかりますので風景撮影にお勧めです。

K-7+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF]SDM(17mm)を使用
絞り優先、絞り:F11、シャッタースピード:1/60秒、感度:ISO100、カスタムイメージ「風景」、ファインシャープネス2(+1)、JPEG、偏光フィルター、三脚使用

切れ味抜群の中望遠スターレンズ

DA☆ 50-135mm F2.8ED [IF]SDMなどのスターレンズは描写性能が高く、開放F値が明るいという高級レンズです。今回使用したDA☆ 50-135mmは、離れた被写体ですが、手に取るように詳細に写すことができ、さすがにスターレンズの描写だと実感しました。

K-7+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF]SDM(17mm)の写真ではこの黄色いワク部分に相当する画角
K-7+smc PENTAX-DA☆ 50-135mm F2.8ED [IF]SDM(85mm)使用
絞り優先、絞り:F11、シャッタースピード:1/400秒、感度:ISO100、カスタムイメージ「風景」、RAWデータをユーティリティソフトで展開、三脚使用

※上の画像をクリックすると赤いワク部分を拡大して表示します

RAWデータをユーティリティソフトで展開

この写真は、撮影したRAWデータをユーティリティソフト4で「露出/トーン」のパラメーターを使って調整しました。まず全体的に露出がやや不足気味だったため、「増減感」を+0.5EVにして雪の白を出しました。さらに見た目の印象を表現するためにトーンカーブの両脇を調整しました。この処理によりハイライト部がより際立ち、シャドー部が締まるという効果が生まれます。

手順はトーンカーブの明るい側の三角をマウスの左クリックで左に寄せます。数値は255を236にしました。この操作で手前の草木の生え際の雪のハイエスライトをより白く表現できます。シャドー部も同様に0を15にして調整しました。この処置によって全体的にメリハリがつき、リバーサルフィルムで撮影したようです。なお、この数値は状況によって変わりますので、良く調整されたモニター画面を見ながら決めます。

写真を「Browser」で展開画像を表示させます。右側の「露出/トーン」を表示させます   「Custom」をクリックして、まず、増減感を右に+0.5EV分スライドさせて明るくします。次に、トーンカーブの明るい右側の三角を、マウスの左クリックで左に寄せます。数値は255を236にしました。シャドー部も同様に左の三角を右に寄せ、0を15に調整しました。この処置によって全体的にメリハリがつき、リバーサルフィルムで撮影したようになりました

望遠ズームで切り取る

DA 55-300mmF4-5.8EDの望遠ズームは焦点域が広く、風景の一部を切り取るための必須のレンズです。このレンズはズームレンズと思えないほどボケもきれいな上、価格もお求めやすく、オススメの一本です。今回は氷紋をクローズアップしてみました。ブレないように撮影には三脚を用い、ミラーアップをしてシャッターレリーズにリモコンFを使いました。三脚を使用するときには手ぶれ補正をOFFにしなくてはなりませんが、リモコンのモードを選ぶと、自動的に手ぶれ補正の機能がOFFになるので便利です。

K-7+smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF]SDM(17mm)の写真ではこの黄色いワク部分に相当する画角
K-7+smc PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED(107.5mm)使用
絞り優先、絞り:F11、シャッタースピード:1/200秒、感度:ISO100、露出補正+0.3EV、カスタムイメージ「風景」、ファインシャープネス2(+1)、JPEG、三脚使用