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さすらいの料理人さきっちょがおとどけする ごはん写真
K100D+smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6ALで撮影。焦点距離:55mm、F値:5.6、シャッタースピード:1/3秒、ISO感度:200、露出補正:+2.0
※下の小さい画像をクリックすると拡大表示します
料理写真と言えば、上方45°くらいからが教科書的?でも、具が大きいと奥の方が隠れてしまいます・・・
どうせなら食器も入れて。このくらいだと具もバランス良く入ります。この盛り付けの正面はこの位置でしょう
ランチョンマットなどで背景をアレンジしても面白いです。ちょっと角度を付けると動きが出て来るでしょうか

今回のお料理

ごろごろ野菜のポトフ

材料

豚肉(肩ロース)、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ネギ、セロリ、ローリエほか

料理のポイント

豚肉を塩、コショウ、オリーブオイルで軽く炒めてから水と野菜を入れて煮込みました。煮込んでいけば素材の旨みが十分に出てきますので、味付けは塩とコショウで整えるだけで十分だと思います。いただくときは、お好みで粒マスタードなどいかがでしょうか。

プロフィール

さきっちょ

さきっちょ神奈川県藤沢市生まれ&育ち。グラフィックデザイナーから転身した異色の料理人。現在はひっそりとごはんバーを仕切りながら、フードコーディネイトなどもこなしている。得意&目指している料理のテーマは、懐かしくて新しい家庭料理。だしと素材の味を大切に日々思考錯誤中。

 

清潔感のある写真

このコーナーで料理と写真ついて執筆させていただきます料理人のさきっちょと申します。料理は味わうだけではなく、見たり、場所の雰囲気を楽しんだり、仲間とおしゃべりしたり、楽しみ方は本当に様々ですが、ここでは、料理と写真のより良い関係について、みなさまといっしょに考えていければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、まず始めとなる今回は、清潔感のある写真について触れたいと思います。料理は口に入れるものですから、当然、清潔感は重要になります。雑誌や書籍などでも、料理写真の定番になっていますね。

清潔感を演出する第一のポイントは、背景や食器などに白っぽいものを用いることです。白い部分が白く、場所によっては飛び気味になるくらいになっても良いくらい。今回はストロボを使用せず自然光だけを使い、露出補正で明るく撮ってみました。いろいろ試してみたところ、今回は+2.0でちょうど良いくらいでした。

また、背景をぼかして奥行きを与えてみました。これは、ズームレンズの望遠側を使い、絞りを開放近くまで開けるだけ。焦点距離が長い方がきれいにボケますが、今回のような感じでは標準ズームの望遠端(焦点距離:55mm)でも十分だと思います。

さらに、立体感が出るよう、光は横から奥にかけての方向から当てました。多少逆光くらいの方が背景がうまく飛んで良いこともあると思います。今回は自然光で撮ってみたところ、照明ナシでもここまで撮れました!

あとはアングル。料理撮影の基本があるとするならば斜め上からのカットでしょうが、ここは自由に行きましょう!今回は食器の丸さが面白そうだったので、それも入れてみたくなりました。ランチョンマットなどをアレンジすると、にぎやかさが増してきますね。そんなことを考えていたらワクワクしてきて止まらなくなってきました。