獲物で腹を満たす必要などなくとも、決して失われることのない狩りへの欲求。遊ぶ猫の動きには常にそれが見え隠れしており、見ていてとても楽しいです。
でも、その姿を撮るには「遊ばせて撮る」か「遊んでいるときに撮る」かのどちらかしかありません。前者では左手で猫ジャラシを扱う技術とカメラ片手持ちの握力が、そして後者では猫がその気になるのをひたすら待つという時間と忍耐が必要です。
私の場合、左手でも巧みにジャラシを振る自信があります!…が、それをやりながら右手だけでカメラを固定するとなると…モゴモゴ…。と言うわけで、私の撮影方法はもっぱら後者です。握力はなくとも時間はある。一緒に暮らしているからこその強みです。