STEP2 望遠単焦点レンズ DA 70mmF2.4 Limited
STEP1で紹介した望遠レンズはどちらかと言えば屋外で活躍することが多くなると思いますが、次は室内での写真をワンランクアップさせるレンズをご紹介します。レンズには焦点距離が変えられる「ズームレンズ」(どちらかというとこちらが一般的ですね)と、変わらない「単焦点レンズ」があります。このレンズはその「単焦点レンズ」にあたります。F値が明るいのが特長(F○.○という数字がより小さい)で、キレイに背景がボケるのと、少し暗い室内でも速いシャッターが切れるというメリットがあります。
雰囲気のあるレストランで、食事をしながら撮影してみました。店内は薄暗かったのですが、その雰囲気を生かしたままブレることなく撮影できました。こういったシーンではよくフラッシュを光らせてしまいますが、周りのお客さんに迷惑になるだけでなく、その場の雰囲気が写りません。こういう明るいレンズとK-xの「超高感度」という組合せは、薄暗いシーンでの雰囲気を生かした撮影にはピッタリです。また実際にカメラに装着してみると分かりますがこのレンズはとってもコンパクトです。カバンから取り出した時に周りの視線が気にならないだけでなく、撮られる側のお子さんも緊張せず、自然な表情が撮れたりもするのです。
このレンズは「背景が大きくボケる」のが大きな特長ですが、同時にピントが合って写る範囲がとっても狭いです。ですので「どこにピントを合わせたいか」をしっかりと狙って撮影するのがポイントです。K-xの場合には測距点(ピントを合わせるポイント)を中央の1点に固定して、フォーカスロック(合わせたいモノを中央にしてピントを合わせて、シャッターを半押ししたままカメラを動かして構図を決める)する撮り方をおススメします。あとは練習あるのみ!たくさん撮ってあげましょう。