K-5 + smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF]SDM(33mm域)を使用して撮影。絞り優先AE、絞り:F11、シャッタースピード:1/40秒、露出補正:+0.3、測光:分割測光、感度:ISO200、ホワイトバランス:太陽光、カスタムイメージ:風景 |
電柱の地中化工事が進む上七軒は、このあと、道路も石畳ふうの舗装に改修される。 |
上七軒ビアガーデン
●7月1日~9月5日/8月14日~16日は休み
●午後5時30分~10時
075-461-0148
京菓子 老松本店
●午前8時30分~午後6時/不定休
●夏柑糖1,260円、抹茶水ようかん350円、本わらび餅350円、夏柑じゃむ1,050円など。
075-463-3050
京漬物もり
●午前9時30分~午後6時/無休
●味わい漬けうり472円、華きゅうり525円、浅漬けかぼちゃ525円、東風梅315円など。
075-467-3688
割烹 文楽
●午後5時30分~10時/日曜、祝日休み
●おまかせコース6,300円、8,400円、10,500円、アユの塩焼きなどの一品1,500円~。
075-465-3456
グリル彌兵衛
●午前11時30分~午後1時30分ラストオーダー/午後5時30分~9時30分ラストオーダー/月曜と第3火曜休み
●本日の日替わりランチ1,050円、オムライス1,050円、ディナーのハンバーグステーキと海老フライ2,400円など。
075-467-3010
※掲載内容は2011年6月時のものです。すでに変更されている場合がありますので、ご利用の際には必ずご確認ください。
通りに面したべんがら格子の奥から粋な三味線の音が聞こえる。思わず足を止めたこのまちは、京都で最も歴史がある花街の北野上七軒。室町時代に北野天満宮を修復した折、残った材木を使って7軒の茶屋を建てたのが始まりとされる。現在は10軒ほどのお茶屋が並び、芸妓と舞妓30数人を擁する華やかなまちだ。
その芸舞妓による春の「北野をどり」、秋の「寿会」が上演される上七軒歌舞練場では、毎年夏にビアガーデンが開かれる。緑が多い中庭とレストランを開放、芸舞妓が客をもてなしてくれる。
芸舞妓がもてなすことでも知られるビアガーデンは、レストランと中庭で開かれる。 |
老松の夏柑糖は昔からの夏ミカンを使う。産地の契約農家がこの品種を守る。 |
売る量と漬ける量のバランスがいいから、おいしい商品を提供できる京漬物もり。 |
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繊細な料理が人気の割烹・文楽。コース料理と吟蔵冷酒「文楽」やワインなども。 |
グリル彌兵衛はハンバーグでも箸を使う。気軽に利用できる心配りもうれしい。 |
北野天満宮の東門近くには明治41年(1908年)創業の京菓子の老舗・老松本店がある。この季節は山口県と和歌山県産の夏ミカンを使った夏柑糖が評判だが、抹茶水ようかん、本わらび餅などの涼しい味も楽しみたい。夏柑じゃむ、はんなりアイスクリームもおすすめだ。
斜め向かいの京漬物もり上七軒店では、自家農園で育てる京野菜の浅漬けが店頭に並んで食欲をそそる。キュウリの間にショウガ、シソの葉を挟んだ華きゅうりはお茶うけにも最適。カボチャ、ウリ、長いもなど、贈り物にも喜ばれる夏の味が出そろった。
その向かいでは割烹(かっぽう)文楽が町家の店を構える。ここでは季節の食材を繊細な調理で提供、常連客に喜ばれている。おすすめはコース料理だが、一品の献立も多彩。夏なら京都らしいハモのおとし、ハモ寿司(ずし)、アユの塩焼きなども。気らくなカウンター席のほか、奥の個室も利用できる。
通りの中ほどにあるグリル彌兵衛はおいしい洋食を楽しめる名店。昼なら煮込みハンバーグの日替わりランチのほか、シェフご自慢のオムライスやパスタなどが観光客にも喜ばれている。こだわりの自家製デミグラソースも料理を引き立て、また来たい気持ちにさせられる。
K-5 + smc PENTAX-DA 17-70mmF4AL[IF]SDM(36mm域)を使用して撮影。絞り優先AE、絞り:F13、シャッタースピード:1/125秒、測光:分割測光、感度:ISO200、ホワイトバランス:太陽光、カスタムイメージ:風景 |
ゆっくり流れる宇治川派流を緑の木々が覆い、酒蔵がのぞく。酒のまち伏見の風景。 |
昔、境内から香泉が湧き出したので御香宮神社の名がある。「御香水」が人気だ。 |
「神聖」の酒造りに使われてきた「白菊水」。ペットボトル持参で水をくむ人も。 |
伏見の清酒特有のまろやかな口あたりを生み出す「伏水」は黄桜酒造の酒蔵に湧く。 |
立派な酒蔵に設けた月桂冠大倉記念館。中庭の「さかみづ」は酒造りの命の水だ。 |
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「伏見の弁天さん」の長建寺は開運、良縁に霊験あり。境内に「閼伽(あか)水」が湧く。 |
キザクラ カッパ カントリー
●記念館 午前10時~午後5時(資料館と黄桜商店は午後8時まで)
●黄桜酒場 平日=午前11時30分~午後2時/午後5時~10時/土曜と休日=午前11時~午後10時/無休
●日替わり定食(平日)700円、おくどさんの定食850円(休日900円)、華御膳1,380円(休日1,450円)など多彩。
075-611-9921
075-611-9919(黄桜酒場)
月桂冠大倉記念館
●午前9時30分~午後4時30分(入館は4時までに)/盆と年末年始休み
●300円/中学・高校生100円(各お土産つき)
075-623-2056
※掲載内容は2011年6月時のものです。すでに変更されている場合がありますので、ご利用の際には必ずご確認ください。
酒どころ伏見の酒蔵めぐりが酒好きの人たちに人気だが、豊富な水脈から湧き出て淡麗な日本酒を生む「伏見の名水」も評判になっている。
名水の話になると「御香宮」というほど有名な御香宮神社の水は、本殿(重文)前の竹筒からほと走る。ここは神功皇后を祭る安産祈願でも知られる古社。「日本名水100選」の一つ「御香水」は、試飲した観光客が「やわらかい味」と教えてくれた。
近鉄と京阪の駅前を東西に走る大手筋は昔からの商店街。その少し南には銘酒・神聖の酒蔵を利用した食事どころ鳥せい本店があり、建物の外で「白菊水」が湧く。ボタンを押すと一定の量が出る仕組みで「抹茶、炊飯、コーヒーに最適」と記されている。古くから酒造りに使われている中硬水だ。
すぐ西の「キザクラ カッパ カントリー」も銘酒・黄桜の酒蔵を利用した施設で、酒造りの工程などが見学できる。純米樽酒や吟醸生酒、地ビールのショット売り、レストランのメニューも多彩だ。中庭ではミネラル豊富な名水「伏水」が湧き、ここでも空のペットボトル持参の人たちが訪れる。
「白菊水」から南に行くと「月桂冠 大倉記念館」がある。1909年(明治42)の酒蔵に設けた同館は、伏見の酒造りの歴史などを紹介、用具も展示しており興味深い。中庭には酒造りに使われる「さかみづ」が湧き出ており、外国人観光客もひと口飲んで「グー」とVサイン。説明に「まろやかな銘酒を生み出す命の水」と記されている。