■LEDライティングに挑戦!
眠った猫はテコでも動かないことが多く、起きている間には難しい、三脚を使ったレンズを絞り込んでの撮影やスローシャッター撮影が可能です。そんな撮影に相性抜群の「LEDライティング」に挑戦してみました。
■用意するもの
LEDは省電力で透明感のある発色が魅力的。でも拡散しない指向性の高い光なので、人物の写真撮影に使用するには光量が足りないし、光量の大きい大型のライトを作ろうと思うとまだまだ高価です。けれど今回の被写体は「眠り猫」、人物を撮影する時ほどの光量は要りません。最近秋葉原やカー用品店でよく見かける長さ30cm×幅1cm程のLEDテープライトが活躍します。インターネットショップなどで「LEDテープライト30cm」(裏側は両面テープ)で検索すれば1本500円~1200円の安価なものが手に入ります。その時に電源も購入しておきましょう。
LEDと4ピンのコネクター(LEDに同梱)、ACアダプター(12V/2Aを使用)を繋げます。点灯しない場合は逆向きにピンを刺せば点灯します。
セッティングは簡単です。背景を置き、写真の様にLEDを配置したら、猫が寝てくれるようにお気に入りのベッドや洗いたてのタオル(できれば白か黒)などを置いて待ちましょう。
■セッティングして撮影しました!
■デジタルフィルターで色抽出してみよう!
意図した色を猫や背景に当ててK-rのデジタルフィルターで色抽出して遊んでみました。
■応用編1 背景を黒にしてみる
■応用編2 反射しない黒い背景にしてみる
LEDのピンクが猫の舌のピンク色をよりきれいに見せてくれます。【左:ピンク】+【正面:ブルー】+【右:ホワイト】
写真11 D FA MACRO 100mmF2.8 WR、1/250秒、F8、ISO800
■応用編3 背景をさらにもうひと工夫
イルミネーション用のLEDライトを使ってみましょう。これはホームセンターやIKEAなどのインテリアショップで手に入ります。イルミネーション用のLEDライトで寝ている猫さんの周りを装飾するように囲んで真上からパチリ。この時は猫が起きていたので、LEDテープライトのホワイトを猫の顔のある方向に置き顔が暗くならないようにしています。カラーのテープライト置いてアクセントをつけるとよりきれいです。
イルミネーション用LEDとデジタルフィルターのトゥインクル星型を使うとかわいいアレンジもできます。ここで使ったK-rの「デジタルフィルター」は「トゥインクル」と「トイカメラ」です
LEDライトは熱くならないことも利点の一つ、これからの暑い季節にもおすすめです。この他にも様々に応用可能なLEDライト、簡単に面白いライティングが楽しめますよ~。このライティングに関する質問やお問い合わせは私のtwitter(@sakuaquiet)にどうぞ。