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第2回 K-rで「猫プロモーションビデオ」を作ろう

■K-rで猫動画に挑戦!

猫を動画で記録する最大の魅力は、写真だけでは表現しきれない猫のパーソナリティも伝えることができるところ。K-rを使ってビデオとはひと味違う表現と美しいHD画質でかわいい猫のしぐさやその習性について観察・記録してみましょう。

■用意するもの

さて今回用意するものは、大容量のSDカードとフル充電したバッテリー。あると便利なものは三脚です(あと、できれば編集する時のためにパソコンのハードディスクの空き容量もチェックしておきましょう)。

K-rでは8GBのSDカードで約23分の動画撮影ができます。用途に合わせた容量を選びましょう。バッテリーは写真を撮るときよりも消耗しますのでフル充電して撮影に臨みましょう。手ブレのない安定した動画を撮りたい時は三脚の使用をおすすめします。機動性が必要な撮影では一脚も重宝します。でもK-rには手ぶれ補正機能がついていますので、今回は「手持ち」での撮影に挑んでみました。

■K-rのデジタルフィルターで本格的な動画を簡単に撮影

撮影の前にデジタルフィルターの色抽出を選択して撮影しました。猫の目の色や毛色だけを抽出すると、こんな不思議な世界が簡単に作りだせますよ~。

■レンズを変えてみよう

一眼レフとビデオで大きく違うのは一眼レフには多彩な交換レンズがあるところ。超広角レンズを使って猫さんに近づけばどアップで臨場感のある動画に仕上がります。

しかもペンタックスのレンズには、傷や汚れがつきにくい「SPコーティング」を施してあるので、猫さんにアタックされても安心なのです。

■一眼レフならではのボケ味

デジタル一眼レフ全般に言えることですが、動画撮影モードにすると静止画撮影時のようなAF(オートフォーカス)が効きません。レンズをAFにしておくと最初にフォーカスにしたところに固定されます。自分の意図した所にフォーカスしたい場合はMF(マニュアルフォーカス)にして手動でピントリングを回してみましょう。ピントが合って見える位置を移動させる時の、じんわりとしたボケを表現するのが一眼レフ動画撮影のコツです。

ここで使ったレンズはDA★ 55mmF1.4 SDMで、明るいレンズ独特のふわっとしたボケ味を楽しめます。また、カメラの設定をクロスプロセスモードにして、原色が際立つ非現実的な世界を演出してみました。

■猫プロモーションビデオを作ろう

K-rでは写真同様、動画も様々なモードで撮影できます。面白いのでつい夢中になって動画の量も膨大になり、皆さんはきっとデータの扱いに困ることになるはずです。そこで、YouTubeにアップロードしておけば編集も閲覧も簡単にできます。YouTube上でお気に入りのシーンをピックアップして編集してすれば、簡単におうちの猫さんのプロモーションビデオが作れちゃいますよ(YouTubeでの編集方法はこちらにまとめました)。今回私は、撮影に協力してくれた猫カフェ「Nyafe melange」の猫たちの中でも異彩を放つ「ザビエルくん」にスポットを当てて編集してみました(別ウインドウで表示YouTubeの使い方はこんな感じです)。

編集したらそのまま共有も公開もできるので共有も簡単です。また自分でアップロードした動画は、「マイアカウント」→「マイ動画」→「アップロード済みの動画」→「mp4でダウンロード」からパソコンに保存もできますよ(ただし、ダウンロードできる動画数は1時間あたり2件までと制限されています)。

次回は写真のお話に戻ります。お楽しみに。

 
当コーナー筆者石原さくらさんのホームページ
別ウインドウで表示Sakuraquiet Cat Photography
恵比寿の猫カフェNyafe Melangeのブログ
別ウインドウで表示Ebis de nyafe
石原さくら
1級愛玩動物飼養管理士の資格を保有する猫写真家。東京工芸大学卒業後、フリーカメラマンとして主に女性ファッション誌の広告写真を撮影。2007年に野良猫を拾ってから猫狂いが再燃し、現在は猫写真家としての活動にシフトする。猫雑誌やテレビ、猫写真教室での講師など多方面で活躍中。
筆者より・・・
幼少の頃から私の傍らにはいつも猫がいました。私にとっての猫は意思を持った家族の一員です。しかし、私たち人間ほど長生きはできない彼らなのでお別れをする悲しみがありました。寂しいとき、辛いことがあったとき、かつて一緒に暮らした猫の写真がやさしい気持ちを与えてくれました。写真の力の素晴らしさ、撮ることの楽しさを最初に教えてくれた猫に敬意と愛情を込めて写真を撮りつづけます。