フィリピン共和国は太平洋に浮かぶルソン島、ミンダナオ島やセブ島といった島々を中心に約7000の島からなる群島国家で国土は日本の約80%、人口は9400万人です。民族構成はマレー人が中心だが、宗教は歴史的にみて、スペインや米国の植民地支配の影響を強く受けたために、東南アジアでは唯一のキリスト教の信者が圧倒的に多い国です。今年度の「フィリピン展」は「The Dream & The Hope of Filipino−Section I」から「Section IV」と題して12名の写真家による写真展を都内4か所のギャラリーで開催します。都市開発の裏側で貧困をものともせず前向きに生活する人々の様子や宗教行事への熱狂ぶりが紹介される一方、斬新なアート感覚を写真の世界へ大胆に取り入れた表現方法等、フィリピン写真界の今を紹介します。リコーフォトギャラリーRING CUBEでは、ジェロイ・マリガヤ・コンセプション氏、ワウィ・ナバローザ氏、フランキー・カラハン氏、3名の作品を展示します。
「東京写真月間」(The Month of Photography,Tokyo)は、写真文化の普及と発展を図るために公益社団法人日本写真協会が写真業界に呼びかけて催されている写真イベントです。主催は東京写真月間実行委員会(公益社団法人日本写真協会と東京都写真美術館)が行い、後援に外務省、文化庁、東京都、協賛に写真関連企業などが参加し、1996年から毎年この時期に行なっています。催事は6月1日の「写真の日」を中心とした5〜6月にかけて、東京都写真美術館を軸に東京都内の写真ギャラリー、フォトサロンで催される写真展やイベントなどで、プロ、アマチュアの枠を超えて開催されています。