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写真展・イベントスケジュール
PARALLELISMO
鈴木知之写真展「Parallelismo」(パラレリズモ) 2011.6.8(wed)→2011.6.19(sun)11:00-20:00 火曜日休館 入場無料
鈴木知之氏は、昨年9月に開催された写真展「Editors' Choice2010-雑誌が選ぶいま最も期待する若手写真家展-」で、10誌の編集者に選ばれた10人の写真家の中の一人です。その時、会場で行なわれた来場者による投票「Your Choice」で最も多く票を集め、今回の写真展開催となりました。
写真
鈴木氏は「Parallelismo」(パラレリズモ)という、これまでのパノラマ写真の概念を大きく変える特殊な平行移動撮影法を用い、主に南イタリアの街路などを記録。都市を絵巻物のように体験できる作品を約30点展示いたします。今回は新たに日本の街並みにも幅を広げており、パノラマ写真の新しい表現を楽しむことができます。

【写真家よりひとこと】
記憶の中の風景

石畳の続く白い道を、とぼとぼと歩いていくと、
正面に小さな教会が見える。
真っ昼間だというのに、通りには人気がほとんど無く、
乾いた風が洗濯物をひらひらと揺らしている。
どこからか、かすかに子供たちのはしゃぎ声が聞こえ、
軽い目眩を覚えて、日陰に座り込んだ。

ここは何と言う名の通りであろう。
どこも同じように太陽が照りつけ、
しかし、どこもが異なる陰を落とし、
ひとすじの美しい風景を織りなしている。

私にとって「風景」とは、
異なった、それぞれの場面の断片ではなく、
限りなく連続し、繋がって、広がっていく光景。

「パラレリズモ」は、
そんな心の中にとどめられた、
「記憶の中の風景」を呼び覚ますのである。

【写真家プロフィール】
鈴木知之
1963年 東京生まれ
明治大学工学部建築学科卒業
東京都立大学工学研究科修士課程終了(建築史)
山本理顕設計工場勤務後、建設設計から写真に転向し、
ヨーロッパ、東南アジア、インドなどを放浪する
以降、建築・都市風景などをテーマに制作活動を続けている
2001年 個展「Roji」(新宿コニカプラザ)
2002 年〜雑誌「東京人」
2008〜2009 年 法政大学建築学科陣内研究室で研究生として南イタリア調査に参加
法政大学エコ地域デザイン研究所兼任研究員
現代写真研究所講師
展示風景
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