Caplio GX100
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GX100 Photo Technique

Caplio GX100 フォトテクニック[第2回] アスペクト比を変えてみる
第1回   第2回

35mmフィルムの縦横比(アスペクト比)は3:2でした。35mmフィルムに慣れている人はそれが一番しっくりくるかと思います。コンパクトデジタルカメラは(当時の)コンピューターディスプレイやテレビのアスペクト比と合わせたため基本が4:3になってます。ちなみにハイビジョンのワイド画面は16:9で、逆に中判カメラのアスペクト比は6:7や4:5、あるいは1:1などより正方形に近くなっています。写真のアスペクト比は固定されているわけではないのです。

Caplio GX100が搭載する撮像素子のアスペクト比は4:3ですが、実はそれ以外の比率も選べるようになってます。アスペクト比を変えていろいろな写真を撮ってみましょう。

アスペクト比による写り方の違い
GX100でアスペクト比を変更するのは簡単。メニューから「画像サイズ」を選ぶと、その中に全部用意されているからだ。 選べるのは、基本の4:3、4:3の上下を少しトリミングした3:2。これは35mmフィルムと同じなので銀塩写真に慣れた人にいい。
そして画期的なのが両側をトリミングして正方形にした1:1のフォーマットだ。
同じ被写体でアスペクト比を変えながら撮影した写真を見て欲しい。
4:3で撮影   3:2で撮影   1:1で撮影
   

同じ位置から、4:3、3:2、1:1で撮り比べてみた。すべてレンズはワイド端なれど、受ける印象がずいぶん違うのがわかる。

アスペクト比が変わると構図も変わってくるし、被写体の見せ方も変わってくる。
どんな写真を撮りたいかによって上手に使い分けたい。

チルト式液晶ビューファインダーと合わせて1:1の正方形フォーマットを楽しむ

Caplio GX100が持つ3つのアスペクト比のうち、もっともユニークで、GX100ならではの写真を撮れるのが1:1の正方形フォーマットだ。
これをチルトさせた液晶ビューファインダーで見ると、ファインダースクリーンを上から覗き込んで撮影する、中判一眼レフや二眼カメラ気分を味わえる。これらは中判と呼ばれる大きなフィルムを正方形(あるいはそれに近い)フォーマットで使う昔からあるカメラで、アイピースではなくスクリーンを上から覗き込み、胸やおなかの高さで撮影するのが特徴。

GX100はアイピースに目をつけて覗き込むのでちょっと違うが、上から覗き込むことでレンズの位置がさがって自然な高さの写真が撮れるし、正方形ならではの被写体に迫った写りを楽しめる。
少し望遠にして被写体に正面から迫ってみたり、縦横のない個性的な空間の切り取り方をするなど、正方形ならではの構図を楽しめる。

正方形+ローアングルで、釘抜地蔵尊にお参りする人を。天井にびっしりならんだ赤い提灯と真剣にお参りする人を同時に捉えてみた。
京都の臨済宗相国寺派総本山、相国寺の本堂を中望遠で石段の途中から撮影。真正面から堂々と捉えるとき正方形フォーマットの迫力が出る。
京都先斗町にあるお店の軒先を正方形でローアングル+切り取ってみた。町屋ならではの門構えにうさぎのうちわがよく似合う。真正面から大胆に切り取るのも正方形ならでは。 正方形で切り取った京都の空。横長や縦長で切り取るのとはまた違った雰囲気になる。
 
GX100を手にしたなら、是非正方形フォーマットの面白さを味わって欲しい。
病みつきになると、正方形がもっともよく使う画像サイズになってるかもしれない。
  Caplio GX100 フォトテクニック [ 第1回 ]

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