©ショスタコーヴィチの森
福島の山深い奥会津。雪の日にはカンジキを履き、中判のフィルムカメラで撮影。作家が幼い頃に祖母から聞いた東北の民話や山岳信仰の話がその旋律を復誦し追いかけていく。2016年、パリ中心地区のギャラリー、12店舗の協力を得て写真展を開催。現地の人に温かく迎え入れられた。パリで好評を得た作品に加え、日本初公開となる本展では日本の匠の技、表具の刷毛さばきを取り入れた新作を加えた質感のあるバライタ大全紙・約30点で構成、展示作品を販売する。また、本展に合わせて、特装版*の写真集を制作、限定10部を販売する。
*特装版の写真集について
ブックカバーは「生命の樹」をモチーフに作家のデザインを刺し子で仕上げた。刺し子は角田市障害者就労施設「のぎく」の手仕事によるもの。写真集にはバライタ作品1点に手刺繍のシリアル番号が付く。