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「橋脚にされた大地 -新東名・海老名~伊勢原の工事現場から-」石川三男

新東名の厚木JC~伊勢原JCの建設工事を2013年から7年間にわたり記録。現場では、農地がつぶされ生活道路が寸断され次々と橋脚が立てられていった。日一日と変貌する大地をバライタモノクロ作品40点で表現している。

ONLINE写真展

作者 石川三男
作品名 「橋脚にされた大地 -新東名・海老名~伊勢原の工事現場から-」
会期 2021年2月18日(木)~3月1日(月)
時間 当面の間、10:30~16:00までの短縮営業
(最終日16:00終了)
定休日 火曜日・水曜日
入場 無料
会場 リコーイメージングスクエア東京 ギャラリーR
連絡先 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP
℡0570‐006371

作品コメント

2013年から2109年まで新東名高速道路の厚木南JCから伊勢原JC区間の工事現場を中心に、道路の橋脚と化し変貌する光景を見つめ記録した。
この地は神奈川県の丹沢・大山山塊の麓で、江戸時代には大山神社詣で賑わう大山街道があり、のどかな農村地帯であった。しかし近年、東西を結ぶ交通の要所として東名高速道路をはじめ、小田原厚木道路、圏央道、国道246号線、そして小田急小田原線などの大動脈が横切るだけの通過点となった。その大動脈に新たに新東名高速道路が加わり、いっそう道路の立脚点として橋脚を支える役割だけを担わされている。
現在ある風景は、高度経済成長期を中心に、山を削り大地を掘り起こし、海を埋め立て、自然の力でなく人間が大地を変形、変貌させてきた姿である。今でもこの地では、家屋が立ち退かされ農地がつぶされ生活道路を寸断し、建設されていく。しかし、数年たつとこの風景も昔からあったように錯覚し受け入れ、慣れ親しんでいくのだろう。川の中でもみ合う神輿が、橋脚にさえぎられても違和感を覚えなくなるのが、人間なのかもしれない。

作者プロフィール

1954年 岩手県盛岡市生まれ
1979年 個展「紙の街」新宿ニコンサロン
1979年 「紙の街」第4回全国公募写真展「視点」 奨励賞受賞
1983年 個展「富士山の見える街」銀座ニコンサロン
1987年 写真集「晴天なり富士遠望」 自費出版
平塚市文化祭・ひらつか市展審査委員

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