千年以上ものあいだ日本の首都であり続けた街、京都。悠久の歴史が醸し出すこの街独特の空気感をカラー作品約30点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「LOST IN KYOTO」小川康博 （おがわやすひろ）
| 作者 | 小川康博 （おがわやすひろ） |
|---|---|
| 作品名 | 「LOST IN KYOTO」 |
| 会期 | 2016年10月12日（水）～10月24日（月） |
| 時間 | 10：30～18：30（最終日16：00終了） |
| 定休日 | 火曜日 |
| 入場 | 無料 |
| 会場 | リコーイメージングスクエア東京（ペンタックスフォーラム） ギャラリーI＆II |
| 連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB（中地下1階）MAP ℡03（3348）2941 担当：江上 |
作者コメント
京都ほど濃密な空気が流れる場所は他にない。
どんな路地でもいい、大通りから細い路地に一歩入ると、そこはもう異空間である。
石畳の傍で苔むした仏像がひっそりと佇んでいたり、魔物が潜んでいそうな深い闇がおもむろに広がっていたり。
そんないわくありげな路地端で、私はおもむろにカメラを構えて写真を撮る。
京都の街を跋扈する「何か得体の知れないもの」が、ひょっとしたら写ってくれるんじゃないかと、心の中で期待しながら。
そんなものが写った試しは残念ながらないけれど、それでも、京都で撮った写真には、京都でしか撮り得ない濃密な空気が、何故かしっかりと写りこんでいるのだ。
熟れすぎた花の芳香のような、どことなく重たげな空気感。
そんな京都の空気感がたまらなく好きだ。
小川康博
作家プロフィール
1968年 神奈川県生まれ。24歳のとき写真を始める。
2000年 『不確かな地図』にて太陽賞を受賞。
2008年 初の写真集『Slowly Down the River』（クレオ）を出版。
2009年 『Slowly Down the River』にて日本写真協会賞新人賞を受賞。
2014年 写真集『島語り』（蒼穹舎）出版。
ウェブサイト www.ogawayasuhiro.com
写真展
1999年 『不確かな地図』（於:コダックフォトサロン銀座）
2006年 『Slowly Down the River』（於：ニコンサロン銀座）
2009年 『河の記憶』（於：コニカミノルタプラザ）など写真展多数。
使用機材：RICOH GRほか
