野山にひっそりと咲き、人目に触れる事も少なく、時には邪魔者扱いされ、農薬をかけられたり、引き抜かれたりされる野草雑草の花々を虫眼鏡、ルーペで覗くとびっくりするほど綺麗です。観賞用に植えられた花々に負けず劣らず見事・・・。
そんな美しさに見せられた作者が、虫眼鏡、ルーペをカメラに置き換え、野の花や実の素顔を記録し続け、カメラやレンズににっこり笑ってくれた花や実のクローズアップを中心に捉えたカラー作品約50点で構成。
リコーイメージングスクエア東京
「野の『花と実』と」 (「のの「はなとみ」と」)関口文男 (せきぐちふみお)
作者 | 関口文男 (せきぐちふみお) |
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作品名 | 「野の『花と実』と」 (「のの「はなとみ」と」) |
会期 | 2016年9月28日(水)~10月10日(月) |
時間 | 10:30~18:30(最終日16:00終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 無料 |
会場 | リコーイメージングスクエア東京(ペンタックスフォーラム) ギャラリーII |
連絡先 | 〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)MAP ℡03(3348)2941 担当:江上 |
作者コメント
運転免許証を返上し、不便ですが歩く事が多くなり、今まで目に入らない野辺の花々が目に入り、その姿にビックリ。自然は人の目に付く花ばかりで無く、「虫眼鏡で覗くような花にも平等だナー・・・」と思い、カメラで追いかけるようになりました。
なかなか思うように写らず、途中で何度も挫折感を味わい、「蝶々やミツバチの羽や目があればなー」と馬鹿なことを考えたり、「自由にピントが合うレンズが欲しいなー・・・」と思ったり、試行錯誤が続きました。悪戦苦闘し、数多く撮影した中から、カメラやレンズに微笑んだ25種の花と実をペアにして展示します。
撮影したフィールドは茅ヶ崎の赤羽根地区。田畑や丘陵地のまだ自然の残る場所ですが、残念な事に以前は沢山見られたツリガネニンジン、ノアザミ、ワレモコウ、イチビ等の姿が見当たらず、寂しい限りです。
関口文男
作家プロフィール
1932年 東京生まれ
1953年 東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業
1953~1993年 写真撮影・製作に従事
2016年 写真を楽しんでいる
写真展
1993年 「鎌倉花暦」 富士フォトサロン他2ヶ所
1997年 「野の道花暦」 ペンタックスフォーラム(現リコーイメージングスクエア東京)他1ヶ所