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穏やかな光
「東京写真月間2012」国内企画展:「心が光る瞬間」
小池 友美
赤土が剥き出しとなった山肌に木を植えた。それから20年。有機農業をするために捨てネコ達と共に家族と福島の山の中へ大移動し移り住んだ女性と家族、そして畑の姿を写した10年間の写真の中から珠玉の作品約60点を展示。
(「東京写真月間2012」協賛展) Online写真展
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DATA |
開催期間 |
2012年 5月 30日(水)~ 6月 11日(月) |
開館時間 |
10:30 ~ 18:30 (最終日 16:00終了) |
定休日 |
火曜日 |
入場 |
無料 |
会場 |
リコーイメージングスクエア東京 ギャラリー I&II |
連絡先 |
〒163-0690 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階) ペンタックス スクエア内 リコーイメージングスクエア東京
MAP
03-3348-2941 担当:松枝・江上
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作者のコメント |
彼女の畑に行ってみると、あまりの賑やかさに驚きます。鳥の声、蜂の飛び回る音。風の匂い、生き物の温度、こぼれ落ちるほどの満開の花々。朝にはお味噌汁に畑から穫れたての新鮮な野菜を。
始まりは農業に適さない石だらけの採草地でした。試行錯誤を繰り返し20年。化学肥料を使わない事は、作物を実らすのはたいへんだが、大地の消耗を防ぎます。
「この虫たちもかわいいでしょ」この畑では、驚きの光景と言葉が次々と飛び出します。生態系のバランスを保ちここでは鳥も虫も植物も混在して暮らしているのです。3月11日の東日本大震災。3月15日、原発から60km離れたこの山の畑にも放射能が降り、畑は沈黙に包まれた。空気を吸うこと、草や土に触れること、水を飲むこと、風に吹かれること。そんな当たり前にあったことがこんなにも大切でいとおしく感じる。大切な人達と過ごせるそんな奇跡のような時間に思いを馳せていただけたらと思います。
小池 友美
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作者紹介 |
小池 友美
■略歴
福島県出身
大学卒業後、日本写真芸術専門学校にて樋口健二氏に師事。
写真専門学校助手を経て、アシスタント、フォトグラファーとして活動中。
環境学、食と農などに強い関心を持ち、福島と東京をフィールドに撮影を続けている。
■写真展
2004年 「神の器」
2005年 「西新宿 消え行く街角」
2007年 「Dew drop of the earth -桜-」
2009年 「Holy ground」
2010年 「穏やかな光」(福島市写真美術館地域文化支援事業) |
使用機材 |
PENTAX K-5ほか |